手長エビの捕まえ方、取り方

手長エビ
手長エビ

手長エビは河川の汽水域、湖、沼などに生息します。私は、よく長良川河口に捕まえに行きます。5月下旬頃から捕れ始め、9月頃にはあまり捕れなくなります。6月~8月がよく捕れます。写真は5月末に捕った手長エビです。この時は2~3時間粘って、この程度しか捕れませんでした。ちょっと早かったようです。

手長エビは夜行性で、昼間は、テトラポットや岩陰などに隠れ、夜になると活発に動き隠れ家から出て来ます。手長エビ捕りはこれを狙い、夜に行います。

手長エビ捕りに必要なもの

懐中電灯

手で持つタイプのもので構いませんが、頭に取り付けるタイプのものは、両手が使えるようになるのでお勧めですが高価です。私は手で持つタイプのもので、大きいものを使っているので手が疲れます。ただ、光が強いので、手長エビをよく見つけれます。息子は小さなライトでも見つけれるようです。視力の違いでしょう。


捕まえるための網

これの選び方は後で紹介します。

バケツ、バカンなど

捕った手長エビを入れます。大きいものの方が、たくさん捕れたときのことも考えるといいと思います。

ブクブク

バケツ内に空気を送り込む機械です。ホームセンターなどで千円台で買えます。手長エビを生かしておかなければならないため必要です。

救命胴衣

子供が一緒の時は、必ず着けさせてください。ない場合、子供の海水浴用の腕に付けるタイプの浮き輪でも代用できます。というのは、私が今まで捕りに行ったとき、1日に2度、足を滑らせて川に落ちたことがあるからです。暗闇なので足場が見えにいくですし、子供は夢中になると注意を欠くときがあります。


真水(水道水)

手長エビを捕ったらすぐに真水に入れ、泥吐きをさせます。手長エビは水道水で十分に生きていけます。私は1.5ℓのペットボトルを何本か持っていきます。

 

捕獲用のタモの選び方

タモは予算と自分の行く場所によって選びます。初めて手長エビを捕りに行く人は、100円ショップのタモでいいと思います。ただ、かなり激しくすくい上げるので、すぐにタモが壊れます。複数本持っていくことをお勧めします。

釣具店に売っている高いタモ

網の先の部分に金属が当ててあるので壊れにくく、柄もしっかりとしているので激しくすくい上げても大丈夫です。今、私が使用しているタモです。値段は1000円を超えます。私や息子の場合、一度手長エビ捕りに行くと100円のタモは1~2本は壊してしまいます。長い目でみると、しっかりとしたタモを買った方が得だと思います。

手長エビ捕り用のタモ

手長エビ捕りのために作られた専用のタモです。一般の100円のタモに比べて4分の1程度の大きさで、狭いところにいる手長エビも捕ることができます。値段は釣具店で800円程度で売っています。自分の捕りに行く場所の手長エビが、狭いところによく隠れているのなら重宝しますが、障害物が少ないのなら必要ないと思います。まず、自分の捕りに行く場所の状況を確認してから考えればいいと思います。

私の手長エビ捕りの時のスタイル

私の手長エビ捕りの時のスタイルはこんな感じです。右手に手長エビをすくうタモ(先に紹介した青いタモ)を持ちます。私の場合は高価な釣具店で売っているタモを使います。以前は、100円ショップの魚とり網を使っていましたが、すぐ壊します。左手には懐中電灯を持ちます。さらに、左の脇と左手の小指で虫捕り用の100円ショップ網(白色のタモ)を支えます。なぜこのようにするかというと、捕れた手長エビをいちいちバケツに移す手間を無くすためです。右手ですくったエビをすぐに左手のタモに移します。また、左手側の網はエビが跳ねても逃げられないように、深い100円ショップの虫捕り網(白い網)を使っています。魚とり網は底が浅いため、エビが跳ねると逃げられます。また、手長エビをすくう方のタモは、水の中で素早く動かさなければなりませんので、水の中で抵抗の少ないものを選びましょう。

 左手の虫捕り網に移したエビは、真夏でも、ときどき水に漬けながらなら30分以上生きています。ですので、すくっては移し、すくっては移しの繰り返しで、集中して手長エビを捕ることができます。

 今は、両手を使えるようにしたいので、頭に付けるタイプのライトが安く手に入るのを心待ちにしています。

手長エビの捕り方

目が光る手長エビ
目が光る手長エビ

手長エビをライトで照らすと上の絵のように目が光ります。犬や猫に、夜に懐中電灯の光を当てると目が光ります。それと同じ感じです。目の光を頼りに探すといいでしょう。誰でも簡単に見つけられます。

 光に照らされたエビは、エビ特有のピュンピュンと跳ねて逃げるのではなく、足などを使ってスイと泳いで逃げます。スピードは速くはなく、慌てなくても間に合います。ただし、タモを近づけると、尻尾を使って勢いよく水をかきピュンと跳ねて逃げます。そこで、お尻の側から素早くすくう必要があります。このため100円ショップのタモは曲ってしまい壊れます。

タモは尻尾の方から入れて頭の方向に向かって素早くすくい上げる。タモを尻尾の方に静かに入れておいて、頭側を棒などで脅してタモに追い込む方法もあります。どちらも、逃げる尻尾の方をタモで塞ぐのが重要です。

手長エビの捕れる捕れないは、天候で大きく左右されます。

目で探すので、雨の日、風のある日は見つけづらくなります。

川面が波だたない時が捕りやすいです。風がある日でも風裏なら捕ることができます。捕りに行く場所が、どの方向からの風が吹く時はいいのか覚えておきましょう。

捕りに行く前に、天気予報の風速、風向きは調べておいた方がいいです。私としては、風速3mぐらいだと川面が波立ち見難くなるので、それぐらいを目安にしています。

注意点

タモで手長エビ捕る場合と釣る場合では、釣りは基本的には比較的大物が釣れます。小物は、針にかからないからです。釣りは揃った大きさの手長エビが釣れるので、料理はしやすいかもしれません。数の上では圧倒的にタモで捕る方に軍配が上がります。しかも、タモで捕っていると、小物から大物まで根こそぎ捕ることが可能です。小物や卵を持っている個体は逃がしてあげましょう。来年以降数が激減してしまうかもしれません。以前、小エビを持って帰ってかき揚げにしたことがありますが、わざわざ手長エビでやる必要はなかったなあというのが正直な感想でした。やはり、手長エビは丸ごと素揚げですね。

手長エビの泥抜き

手長エビを料理する前に泥を吐かせるかどうかですが、スーパーなどで売っているエビのワタが気になる人であればした方がいいでしょう。私は捕ってきたその日に、よく洗って食べたことがありますが気にはなりませんでした。ただ、今は、必ず泥を吐かせます。なぜなら、捕って来ている場所(長良川河口)の川底の泥が結構臭いことに気付いたからです。味では全く判りませんが気分の問題です。

ドロ抜きの方法

私はバカン(左手の写真)に、水道水そのままを入れて捕まえる場所まで持って行きます。(鮮魚店の発泡スチロールの容器でもいいと思います)そして、捕まえたら直ぐに、その中に入れドロ抜きを開始します。手長エビは水道水でも十分に生きられます。カルキ抜きとかも考えなくていいです。ただ、ブクブクで必ず水の中に新しい空気を供給してあげて下さい。これをしないと直ぐに死んでいきます。つまり、手長エビを生かすためにはブクブクが絶対必要です。

手長エビを捕り終えたら、バカンそのままで持って帰り、帰宅後直ぐに新しい水道水に替えてやります。後は、1日に1~3回水を替えてやります。だいたい2日~1週間絶食させドロ抜き終了です。私は3日後の夕方に食べることにしています。

ドロ抜き中の生存率を上げるには

生存率を上げるには、やはり水をきれいな状態に保ち、死んだ個体があれば直ぐに取り出すことです。また、少量の塩を入れると生存率が上がると聞き入れてみました。すると、若干死ぬ個体が少なくなったかなあという印象です。私の場合は1日に会社から帰って直ぐ水を替え、寝る前にもう一度替えています。これで1日に1割程度死にます。あと、共食いもしますが、対処の仕様は知りません。死んだ個体は捨てずに尻尾だけワタを取って食べるようにしています。

ブクブクについて

私は2種類のブクブクを使っています。1つは捕まえる場所に持っていく電池式のもの、1つは家庭用電源のものです。私の持っている電池式は振動が大きく、隣の部屋にいても振動が聞こえてきます。アパートに住んでいる方は近所迷惑になるかもしれません。家庭用電源のものは2000~3000円くらいで低振動のものが手に入ります。

手長エビの素揚げ

ボールに料理酒を手長エビが浸かるくらいの量入れておきます。そこにラップを貼っておき、1部分だけ手長エビを入れるすき間を作っておきます。そこからドロ抜きした生きたままの手長エビをどんどん入れていきます。エビはボールの中で跳ね回りますが、その内に死んでしまいます。料理酒はエビの臭み消しの役割も果たします。旅立たれた後、水で何度も汚れがでなくなるまで洗ってください。洗い終わったら、よく水を拭いて、油へドーンです。