ゴマダラチョウ幼虫の飼育

ゴマダラチョウ幼虫
ゴマダラチョウ幼虫

ゴマダラチョウ幼虫はこの様な姿をしています。オオムラサキの幼虫に似ています。ゴマダラチョウの成虫は、素早く、木の上の方を飛ぶ性質のため、なかなか捕まえられません。エノキの木でこのような幼虫を見つけたときは、是非飼育してください。飼育は難しくないので、羽化させることができるかもしれません。

8月の初めに近くの神社のエノキの木で見つけました。

ゴマダラチョウの幼虫

見つけたときは、まだ小さく1㎝くらいでした。この時13匹捕まえました。

飼育に必要なもの

・エノキの葉(枝)

・エノキの枝を刺すカップ

・飼育ケース

・新聞紙などの紙

・ガーゼ

幼虫のエサはエノキの葉です。公園や神社などでよく見かける木で、珍しいものではありません。

ゴマダラチョウの飼育ケース

カップにガーゼを入れ、水を入れます。エノキの枝をそこに刺します。

ゴマダラチョウの飼育ケース
ゴマダラチョウの飼育ケース

飼育ケースの底に紙を敷きます。そこに先ほど作ったエノキの枝を刺したカップを入れ完成。

底に紙を敷くのは、幼虫がフンをよくするので世話を楽にするためです。

エノキの枝を水の入ったカップに刺したとしても、2日ぐらいしかもたないので、こまめに替えてあげてください。飼育ケースは汚れたらきれいにしてあげないと虫がわきます。幼虫はエサをよく食べてフンをたくさんします。エノキは鉢植えのものを買ってくると世話が楽になると思います。

成長したゴマダラチョウの幼虫
成長したゴマダラチョウの幼虫

成長した幼虫。

何度か脱皮しました。

ゴマダラチョウさなぎ
ゴマダラチョウさなぎ

飼育ケースのフタでさなぎになりました。

羽化したゴマダラチョウ
羽化したゴマダラチョウ

8月終わりに羽化しました。さなぎになってから1週間ぐらいです。

 ゴマダラチョウの幼虫は昆虫図鑑などに、冬を木の葉中で越すと書いてあります。今回は、冬を待たずに羽化しました。

ゴマダラチョウの幼虫の飼育記録

2019/7/17

飼っていたゴマダラチョウが、卵を産んだ。薄緑色の小さな卵を30個ぐらい産んだ。直ぐに卵を別の飼育ケースに移し、新しくエノキの枝を入れる。

7/18

今日も卵を産んだ。また、新しくエノキの枝を入れる。

昨日産んだ卵が黒色になる。幼虫の色?死んでしまった?解らないので、様子を見ることに。卵が黒く見えたのは、幼虫の頭部の黒色が卵の殻?から透けて見えたからのようです。

7/19

ゴマダラ母さんは今日も元気。また新しく卵を産んだ。卵に変化はなし。

7/20

またまた今日も卵を産んでいた。全部で50個ぐらいはあるかも?

7/22

今日飼育ケースを見たら、卵が孵化していた。よくよく見てみると、少し大きいのが混じっている。もしかしたら、昨日孵化したものもいるかもしれない。大きさは2~3㎜ぐらいで、頭部が黒く体が緑色の毛虫という感じ。とても小さく写真に綺麗に映らないので、写真が載せれないのが残念。いろいろいじってみると糸を吐いた。全部で30匹ぐらいいそう。卵を産んで5~6日で孵化したことになる。

 あまりにも小さい幼虫なので、飼育ケースの小さなすき間から逃げてしまう。仕方がないので、飼育ケースにサランラップを貼って、針で小さな空気穴をあけて飼育することにした。

7/25

どんどん孵化し、今、何匹いるのかわからない。でも、一部が死んでしまった。暑さのせい?他に原因はないだろうか?

7/27

幼虫の中に角のあるものがいる。2齢幼虫になったようだ。

8/1

2齢が何匹かいるが、全部で20匹くらいしかいなくなってしまった。1齢~2齢になる際、多くが死んでしまったようです。飼育ケースのそこらじゅうに幼虫は散らばってしまいます。幼虫の中には、エノキの所にたどり着けずに、餓死または熱中症などになって死んでしまっているのではないのだろうか?

8/8

1匹を除いてみんな2齢になった。エサを食べてどんどん大きくなっているが、毎日少しずつ死んでしまい、今では11匹まで減ってしまった。エノキの葉を替えるときは、1匹づつ捕まえて葉っぱに乗せるようにした。

8/10

とうとう7匹にまで減ってしまった。幼虫はエサをもりもり食べるが、元気があるかないか区別できない。

8/15

3齢になった個体もいるようです。現在幼虫は4匹。

8/17

1匹がカップの水で溺れて死んでしまいました。現在3匹。みな元気そう。

 8/22

現在3匹。大きくなると死にくくなるようです。最も重要な時期は、生まれた直後のようです。50匹ほどいたようですが、飼育ケースの壁や天井(サランラップを貼って作った)にそのほとんどが這い回っていて、エサのエノキの枝から離れてしまっていました。恐らくは、空腹や喉の渇きを感じても、直ぐにエサの所に戻れず死んでしまったのではないかと思われます。課題としては、エサの近くに幼虫達がどのようにすればいてくれるかということです。

9/5

幼虫が1匹死んでしまいました。残り2匹。その内の1匹が蛹になった。もう1匹は一回り小さいので、まだ蛹にはならないと思います。

9/11

ついに羽化しました。でも、非常に小さい。このまま飼育してみようと思います。もう1匹は、まだ幼虫のまま。