ゴマダラチョウ成虫の飼育

ゴマダラチョウ夏型
ゴマダラチョウ夏型

分布 北海道、本州、四国、九州

特徴 前翅長35~45㎜程度。翅は黒色、白色の2色に見えますが光が当たると黒褐色の地に白斑や帯模様があるのが判ります。一見、小型のアゲハチョウ(ナミアゲハ)に似ていますが、翅に丸みがあり尾状突起もありません。口吻(ストロー)が鮮やかな黄色で目立ちます。目はオレンジ色。性別の違いが翅に現れないので、雌雄の見分けが難しい。息子はお腹の大きさで判断をしているそうですが、それが正しいのかは判りません。春型と夏型があり、春型は翅の白色部分が大きく全体に白っぽい印象になるそうです。春型と夏型の大きさの違いについては春型が大きいという人もいれば、夏型が大きいという人もいます。私はまだ春型を捕まえたことがないので判りません。

生態 成虫は年に2回発生します。温暖な気候の所では3回発生するそうです。主に雑木林などで生息していて、木の高い所を俊敏に飛び回ります。なかなか舞い降りてくることが少なく捕獲は非常に難しく、何時間も挑戦して1匹も捕れないどころか捕れること自体が珍しいです。成虫はクヌギなどの樹液を吸うのでクワガタなどと一緒に見かけることがあります。また、腐った果実などもエサになります。

ゴマダラチョウの口吻
ゴマダラチョウの口吻

ゴマダラチョウの飼育環境

HPの”チョウの飼育、育て方(成虫編)”を参考にして下さい。飼育に重要なことは、チョウが休める環境を作ることです。止まる枝や木などが必要です。また、飼育ケースの置き場は、直射日光の当たらない薄暗いところがいいようです。エノキ(榎)の枝をカップに刺したもの(作り方は”ナナフシの飼育編”の所で紹介)を入れてあげるといいと思います。メスならば卵を産んでくれます。

ゴマダラチョウの飼育環境
ゴマダラチョウの飼育環境
ゴマダラチョウの産卵
ゴマダラチョウの産卵

 ゴマダラチョウのエサは樹液なので、昆虫ゼリーで代用できます。また、他の代用できるエサとしては、スイカがあります。

 エサはチョウが自分から飲んでいないときは、チョウの翅を持ってエサに近づけてあげると飲んでくれます。また、ストロー(チョウの口)が巻いたままなら、つまようじなどのとがったもので、伸ばしてエサの所に導いてあげて下さい。もし、飲まなかったら時間をおいて再挑戦してください。蝶(成虫)は飲まず食わずだと2日目には死んでしまいます。

ゴマダラチョウの飼育記録

2019/7/15

近所の古墳でゴマダラチョウのメスを1匹捕まえる。お腹が大きいので卵をもっているかもしれない。家にある一番大きな飼育ケースに入れて飼育を始める。今日のエサは、昆虫ゼリーとスイカの両方を入れる。

7/16

ゴマダラチョウは元気。今日、エノキの枝をカップに刺して飼育ケースに入れた。

卵を産んでくれるといいなあ。

7/17

今日帰ったら、エノキの枝に小さな卵が何個もついている!

やったー!

産んでくれた!

ゴマダラチョウも元気で、凄い速さで飛び回れる。ただ、卵を産んだ後だから、体力が落ちていると思うので心配。今日は昆虫ゼリーを飲ませた。

7/18

今日も卵を新しく産んだ。昨日産んだ卵は黒くなった。中の幼虫が見えているのかな?産まれたばかりの卵は綺麗な緑色をしています。産んだ卵はエノキの枝ごと、他の飼育ケースに移した。今日は、スイカと昆虫ゼリーを飲んでいた。エサに乗せれば素直に飲んでくれる。

7/19

今日もまた新しく卵を産んだ。ゴマダラチョウは元気。スイカをたくさん飲んだ。

7/20

今日も卵を産んだ。卵は50個以上はあるかも?

7/22

今日、孵化して幼虫が生まれているのに気が付いた。少し大きいのもいるので、もしかしたら昨日孵化したものもいるかも。幼虫は2~3㎜くらい。写真では綺麗に撮れないぐらい小さいので、載せれないのが残念。幼虫は全部で30匹ぐらいはいそう。すき間の小さい飼育ケースに入れておいたけど、それでも逃げる。仕方がないので、飼育ケースにサランラップを貼り、針で穴をあけて空気穴にした。

 ゴマダラチョウはまだ元気、昆虫ゼリーをよく飲んだ。

7/25

今日、とうとうゴマダラチョウが死んでしまいました。昨日まで、毎日卵を産んで50~70個ぐらい産みました。大切に育てよう。

 

今回の飼育で解ったこと、問題点

今回は10日程しか飼育出来なかった。飼育方法が悪いのか産卵が終わって力尽きたのかは判断できません。成虫のエサは、昆虫ゼリーをメインにスイカでもいいようです。他の果物でも良さそう。(例えばバナナとか)何よりも嬉しかったことは産卵してくれたこと。幼虫は大切に育てるつもりです。