タマムシの飼い方

 天然のタマムシ(ヤマトタマムシ)の飼育は非常に難しく、昆虫に詳しい方に聞いても同じ答えが返ってきます。その原因として、タマムシは環境変化などのストレスに非常に弱く、すぐに拒食症になることが挙げられます。何度も飼育を挑戦する中で、もっとも良いと思われる方法を紹介します。

 このページの最後に今までの飼育記録があります。いろいろ試していますので、皆さんの参考になればと思っております。2020年のタマムシの飼育は比較的良い結果がでました。まだ飼育方法はとても確立出来ているとはいえませんが、今までの飼育結果をまとめてみました。今までタマムシを飼育した方で、他にこんな方法があるとか、ご意見やご感想をお聞かせください。より良い飼育方法を見つけるためにホームページTOPのご意見、ご感想の書き込み欄にコメントを頂けると幸いです。

タマムシ
タマムシ

分布 本州、四国、九州

特徴 一般にタマムシと呼ばれているのは、正式にはヤマトタマムシを指しています。体長25~40㎜程度。6~8月頃に見られます。日本の甲虫の中で最も美しいともいわれます。全体に緑色の金属光沢があり、前胸背から上翅の末端に向かい1対の赤いラインがはしります。飛ぶ速さは人間が走っても追いつける程度です。

生態 エノキやケヤキの高い所を暑い晴天の日によく飛翔します。特にオスがよく飛び、伴侶を探すためのようです。また、メスが産卵のため伐採木などにもくるようです。自然界では2~3年で成虫になり、寿命は1か月に満たないとか100日とか言われています。成虫のエサはエノキ、ケヤキの葉。幼虫は広葉樹の朽木の材部。産卵は伐採木、広葉樹の半枯れの部分などにし、木肌のひび割れ所、木と皮の間などに産み易いそうです。

飼育 大変難しいと思います。ストレスに弱くすぐに拒食症になります。

タマムシのめす
タマムシのめす
タマムシのおす
タマムシのおす

 タマムシのおす、めすの見分け方は上の写真のお腹の先の部分を比べると判ると思います。おすの先は割れていて、めすは何もありません。

飼育に必要なもの

・飼育ケース

・水をためるための小さなカップ(ヨーグルトやゼリーなどの容器でいいです)

枝差しカップ
ヨーグルトやゼリーのカップなど

・エノキ、ケヤキの枝と葉

・エノキ、ケヤキなどの朽木

 

 エノキやケヤキは珍しい木ではありません。神社、公園、学校などによくあります。特にエノキは道路脇に生えているなど、(私の周辺では)身近なところに生えていることが多いです。タマムシは繊細な昆虫です。出来れば捕獲した場所に生えていたものと同じ葉っぱで飼育した方がいいでしょう。

飼育ケースの作り方

エノキの枝を刺したカップ
エノキの枝を刺したカップ

 容器に水を入れ、そこにエノキなどの枝を差し込みます。以前は、容器に脱脂綿やティッシュペーパーなどを入れて、タマムシの溺死防止にしていましたが、今では水だけ入れています。脱脂綿などを入れておくと安心ですが、面倒なのでやらなくなってしまいました。

タマムシの飼育ケース
タマムシの飼育ケース

 飼育ケースの中に、エノキなどの朽木、先ほど作ったエノキの枝を挿したカップの順に入れます。最後にタマムシを入れて終了。卵を産ませない場合朽木はいりません。写真はタマムシがフンをしたとき取り替えやすいように紙をしいています。

タマムシの飼育はエサの鮮度が重要

 タマムシは繊細な昆虫で飼育下だと拒食症になりやすく、新鮮なものでないとなおさら食べてくれません。下のリンクに枝の鮮度を保つ方法をまとめてあります。エノキを採って来る時の注意点としまして、生えて間もないエノキの木(まだ若く枝の部分がまだ緑色をしているもの、葉は柔らかく美味しそうに見えます)はしおれるのが早いようなのでタマムシのエサには向きません。蛇足ですが、エノキの葉を食べるゴマダラチョウの幼虫は、生まれて間もない1齢、2齢幼虫の時、この若い葉を与えた方が生存率が高くなります。生まれたばかりの赤ちゃんでは硬い葉が食べれないのです。

長く飼育出来たら産卵を

 長く飼育出来たら産卵するかもしれません。産卵を考えた場合、タマムシには朽木の硬さ、新しさにはこだわりがあるようです。また、朽木の割れ目などをわざわざ作ってやる必要もあるようです。タマムシ愛好会さんのホームページには次のように書かれています。

・枯れてから年月の経過した物、朽木には産卵しない。

・半枯れの部分、伐採木、伐採直後の切り株、等を好む。

タマムシがエサを食べてくれない

 タマムシの飼育が難しいと言われる理由は、環境が変化すると直ぐに拒食症になってしまうことです。個体によって性格にも差があるようで、食べる個体は何もしなくても勝手に食べてくれます。私の場合、タマムシのエサBOX(下記で紹介する)に閉じ込める方法でも、ほとんどの個体は食べてくれませんでした。エサを食べる個体は生き残っていきますが、そうでない個体は2~4日で死んでしまいます。2018年には、8匹一度にタマムシを捕ってきましたが、1匹も食べてくれず、4日目にはすべて死んでしまったこともあります。

 タマムシのエサBOXは、エサの食べが悪い時に作るそうです。

下記のリンクのサイトに正確な作り方が紹介されています。

 私は上記のリンクを見て、タマムシのエサBOXを再現しようとしましたが、我流であったためできず、結局、大した成果は得られませんでした。これが再現できれば、より生存率が高くなると思います。

タマムシの飼育で最も重要なこと

 タマムシは直ぐに拒食症になります。これは環境変化などによるストレスが原因と思われます。つまり、必要以上に人間の手をかけず、そっとしておくことが重要なようです。

 以前は、飼育環境が悪かったせいか捕獲日から4日目にはほとんど死なせてしまっていました。そこで、私はタマムシに無理矢理エサを食べるという方法を採りました。すると、少し長く飼育出来るようになりました。ただ、せいぜい1週間程度でした。

 2020年は広い飼育ケースならストレスが減ると思い、ダンボールで飼育ケースを作りました。大きさは縦56㎝✖横46㎝✖高さ100㎝のものができました。容量だとホームセンターで売っている最大サイズの飼育ケースの4~5倍ぐらいあると思います。タマムシをそこで7匹を飼育したところ、45日間、27日間、20日間10日間飼育できた個体がいました。残りの3匹は3~4日で死んでしまいました。その3匹は、エサを食べないと思って無理矢理エサを食べさせたり、触ったりしたものでした。そっとしておけば、エサを食べる個体は自分から食べてくれるようでした。今までの苦労から、こんなに簡単に長く飼育出来ることが意外でした。

 後記に紹介しているシュダンマーさんも出来るだけそっとしておくことによって、20日間飼育できたそうです。驚くべきことは20㎝✖15㎝✖10㎝という小さな飼育ケースで飼育されていることでした。飼育ケースの大きさより静かで落ち着ける環境こそがタマムシにとって大切ということになります。

タマムシの飼育の様子
タマムシの飼育の様子

タマムシの生死を分ける3日目の夜

 先ほど書きましたが、2020年は7匹飼育して、4匹は長く飼育出来ましたが、残りの3匹は3~4日目(捕獲した日を1日目と数えて)で死なせてしまいました。そこで問題なのが、3日目の夜にタマムシがエサを食べていなかった場合どうするべきかということです。まず4日目には死んでしまいます。そのままそっとしておき最後の1日で食べてくれることを祈るか、無理矢理エサを食べさせて自分で食べるようになるまでの時間を作るかという選択肢があります。ところが、無理矢理エサを食べさせることは、先ほど書いた”そっとしておく”ということと矛盾します。しかも、このような自分でエサを食べてくれない個体は、無理矢理エサを食べさせてもなかなか食べません。タマムシのエサBOXが再現出来れば、そこに入れるのも1つの方法です。この3日目の夜にどう行動するかがこれからの課題です。

タマムシに無理矢理エサを食べさせるのは大変!

タマムシにエサを食べさせている様子
タマムシにエサを食べさせている様子

 上の写真はタマムシに無理矢理エサを食べさせている様子です。これが非常に大変です。葉のところにタマムシの口を持っていっても直ぐには食べてくれません。まず、タマムシはもがきます。食べるどころではありません。それでも我慢強くエサを口のところに持っていくと、その内エサを噛み始めます。さらに我慢強く続けるとやっと食べてくれます。これが10分~20分かかると思って下さい(これも個体の性格差によって違います)。これを自分でエサを食べるようになるまで続けます。非常に苦労します。この方法は、どうしようもなくなった時の1つの選択肢と考えて下さい。

ダンボール飼育ケースは優れもの

ダンボール飼育ケース
ダンボール飼育ケース

 2020年の飼育で思ったことは、ダンボール飼育ケースの有用性です。

①コストが安い

②大容量の飼育ケースの製作が可能

③汚れてしまったら捨てればいい

 ①コストはダンボールはタダ。購入するのは窓に使う網とガムテープくらい。網も虫網の壊れたものを流用したりすればタダ。ホームセンターなどで飼育ケースの特大のものを買おうとすると数千円かかります。②の大容量も冷蔵庫などのダンボールを手に入れれば簡単に作れます。また、蝶(タテハ、ヒカゲチョウ)などは何匹も飼うことができます。息子は10匹程度一度に飼育していたこともあります。蝶は飛んでも広いので翅がボロボロになりにくいです。③虫のフンなどで汚れたら捨てればいいのです。

欠点としては

①クワガタなどには使えない

②湿気を含むと柔らかくなってしまう。

③作る労力がいる。

 ①クワガタなどの隙間に潜り込むタイプの昆虫には使えません。②ダンボールは湿気を含むと柔らかくなって強度が落ちます。長く使っているとどうしても弱くなっていきます。そうなったら、強化パーツで補強するか新作します。③労力はいります。ダンボール飼育ケース1号は8~10時間かかりました。2階建てで分解ができ、ちょっと凝った作りにしました。大きなダンボールを手に入れればもっと早く作れます。

 ダンボール飼育ケースに興味を持たれた方は下のリンクへどうぞ。

タマムシの飼育Q&A

Q タマムシのエサは何がいいでしょうか?

A 主に、エノキ、ケヤキなどがエサになりますが、捕獲したタマムシがいた木の葉が最もいいと思います。

 

Q エサはいつ頃取り替えますか?

A エサ(エノキ、ケヤキ)の枝は2~3日で取り替えます。実際は3日以上でも葉は萎れないこともあります。萎れる前もしくは、萎れたら直ぐに取り替えて下さい。

 

Q エサが直ぐに萎れる時があります。どうしてでしょうか?

A エサを長持ちさせるには水を綺麗に保つ必要があります。水が綺麗でも枝の切り口が傷んでいると水の吸い上げが悪くなります。葉の蒸散作用で水が葉から失われる方が吸い上げるより多くなると萎れてきます。毎日水を替え、枝先を切って枝の切り口を新しくする必要があります。また、空気中で枝先を切ると気泡が入ってしまい水の吸い上げが悪くなることがあります。これは頻繁に起こります。この対処法は、枝先を水を入れたバケツなどの中で切ることで気泡が入らなくなります。これは生け花などで行われる”水切り”と呼ばれる方法です。

 

Q 霧吹きなどで飼育ケース内を加湿しますか?

A 私はダンボール飼育ケースを使っていたので加湿しませんでした。ただ、後記に紹介するシュダンマーさんは1日最低2回霧吹きで加湿していたそうです。人間も湿度が高い時はあまり喉が渇きませんが、低いと喉が渇きます。特に気温が高くなってくるとタマムシに湿気を与えた方がいいと考えています。

 

Q 飼育ケースはどこに置くのがいいでしょうか?

A 直射日光の当たらない比較的明るい場所がいいと思います。直射日光が当たると飼育ケース内の室温が予想を超えて上昇する可能性があります。タマムシは日陰で暮らす昆虫ではないので、明るい場所の方が自然な営みができると思っています。また、最も重要なのが人の気配がしない静かな場所に置くことです。

 

Q 飼育の適温は何℃くらいでしょうか?

A 26℃前後と思っています。私の住んでいる所(岐阜県岐阜市)では、タマムシは6月下旬~8月頃によく見られます。夏の昆虫という印象があります。ただ、真夏の30℃を上回るような日にはエアコンなどで温度管理をした方がいいようです。2020年の飼育では、8月上旬(気温が高くなってきた頃)に次々と昆虫達(タマムシを含め、蝶など)が死んでいきました。真夏の飼育には注意が必要だと感じています。

 

Q 観察したり、触ったりしてもいいですか?

A タマムシは臆病な昆虫です。タマムシがエサを食べている時、私が覗いているのに気づくと、エサを食べるのをやめ、じっと動かなくなったり、私が動くとそれにびっくりしてビックと反応したりします。観察したり、触りたい気持ちは解りますが、できるだけ”そっとして”おきましょう。

 

Q 水を何らかの方法で与えた方がいいでしょうか?

A 真夏などはタマムシもいつも以上に水分が必要となると思います。霧吹きで飼育ケース内を濡らすのがいいのではないかと思います。また、私の場合は、エサを与える時その葉っぱを水で濡らしてから与えてもみましたが、ハッキリとした効果はまだ確認できていません。

 

Q いつもと違いよく羽ばたいています。どうしたのでしょう?

A タマムシがよく羽ばたく時は、弱ってきた時が多いです。また、翅を中途半端に開いていたり、裏返ってバタついているのも弱ってきている時に多い行動です。私の経験上では次の日には死んでしまいます。

 

Q タマムシが弱っています。どうにかなりませんか?

A 今のところ弱ってしまったタマムシを回復させる手段は解りません。それゆえ、元気な状態を維持することを心掛けています。 

 タマムシの飼育方法はとても確立出来ているとはいえません。今までタマムシを飼育した方で、他にこんな方法があるとか、ご意見やご感想をお聞かせください。より良い飼育方法を見つけるためにホームページTOPのご意見、ご感想の書き込み欄にコメントを頂けると幸いです。

近所で捕獲したタマムシ
近所で捕獲したタマムシ

 タマムシは、偶然見つける以外なかなか捕まえれません。でも、探してみると、案外、身近な所に居たりします。タマムシのいる木の見つけ方と、捕まえ方については、ホームページの”捕獲、捕まえ方”のタマムシのところで紹介しています。私は、タマムシを捕りに行くと、2018年頃には1回で8匹前後捕れましたが、2019年は環境変化があったようで2~4匹程度しか捕れなくなりました。2020年に捕りに行っている場所だと1時間で1~2匹程度です。タマムシがよく飛んでいる木を見つけられるかが成果につながります。

タマムシの飼育記録(訪問者編)

 ここでは、訪問者の方の中でタマムシの飼育方法を教えて下さったものを紹介します。

シュダンマーさん

>まず、飼育ケースは、たまたま家で空いていた飼育ケースを使用しました。サイズは20㎝✖15㎝✖10㎝位の大きさです。正直、ちょっと小さいとも思いましたが、大きいケースをわざわざ買うのもと思い、そのまま此方で通しました。次にケースの下の部分は甲虫なんかで使うヤシのチップをひきましたが、これはたまたまあったからです。それから餌が榎や欅の葉と聞いて、榎探しです。たまたま近所に欅が有りましたから、その樹から葉を取って与えてました。植物なので枝の部分は水の入るピックに差して、飼育ケースに入れました。これで大体2日は保てたので、2日に一回は葉の交換を行いました。タマムシの方から餌の葉を食べてくれたので、此方がわから葉を食べさせる行動はしませんでした。それから、1日最低2回は霧吹きで水やり。あと、温度差が少なくて刺激が少ない場所、我が家の場合は玄関の下駄場の下でしたので、此処に安置。それからタマムシにストレスを与えないように、なるべくタマムシには触れないようにつとめました。小さなケースでしたが、一匹で飼っていたことも、ストレスにならずによかったのかなと思っています。

管理人>シュダンマーさんはこの方法で2020/8/22まで20日間タマムシを飼育出来たそうです。

おこめさん

>去年飼育した個体では、20日近く生きた個体がいます。あと飼育ケースをもう少し大きめのものにしてえのきをもっと沢山ケースに入れた方がいいです。えのきの葉は、二日に一回ぐらい変えた方がいいです。

管理人>これは上記の私の飼育方法を見て助言を下さったものです。

タマムシの飼育記録

 2019/7/7に今年初めてのタマムシを捕まえました。これまでの飼育の仕方だと、ほとんどが死んでしまうため今回は新しい方法を考えました。

新しい飼育方法

1、エサを食べなければ、無理矢理食べさせる。夜に1回。

2、小さな鉢に植えたエノキをメインのエサにする。

  変更→その日に採ってきたエノキの枝をカップに刺してエサにする。     (作り方は”ナナフシの飼育”編に紹介しています)

3、飼育ケースは一番大きなものにする。

4、飼育ケースは直射日光の当たらない比較的明るいところに置く。

5、夜、霧吹きで全体をまんべんなく濡らす。

6、エサは基本、毎日採ってくる(エノキまたはケヤキ)

2019/7/7

 タマムシのオス3匹を近所の古墳で捕まえました。

3匹とも元気に動き回って落ち着きがない様子。

今日は初日なので、夜のエサやりを見送ることにしました。

7/8

 やはり、3匹ともエサを食べていないようです。

元気は十分にあります。仕方がないので無理矢理エサを食べさせることにしました。

昨日エサを無理矢理食べさせなかったのは、自主的に食べるかを見定めたいことと、今日の方がお腹が空いて、エサの食べが良さそうだと考えたからです。

タマムシにエサを無理やり食べさせる
タマムシにエサを無理やり食べさせる

 エサを食べさせようとして、タマムシの口にエノキの葉を持って行っても全く食べません。エノキを手で払ったり、もがいて逃げようとばかりです。それでも辛抱強くエノキの葉を口のところに持っていっても食べない!もう止めようと思い始めたときジタバタしなくなり、葉を噛むような仕草を繰り返すようになりました。そのまま見ていると、少しづつ食べ始めました。その内バリバリと食べ出しました。成功!時間はかかりましたが3匹とも葉っぱ5分の1程度食べてくれました。1匹が食べ始めるまで、10~20分ぐらいかかったと思います。諦めず時間を改めてやるのもいいと思います。タマムシはだいたい飲まず食わずだと3日目~4日目には死んでしまいます。2日目に食べないと、それは死が近づくことを意味します。

7/9

 エノキの植木の葉が食べられたような跡があるような?3匹とも元気。でも、エサを食べている確証がないので、今日も無理矢理エサ(今日はケヤキ)を食べさせることにしました。3匹とも昨日ほど食べさせるのに時間がかからなかったが、エサを葉っぱの8分の1程しか食べない子がいました。

7/10

 家に帰ると、2匹が元気がなく、1匹はよく翅を広げ羽ばたく様子を見せ、1匹はよく仰向けになって元に戻れません。(タマムシは弱ってくるとよく翅を広げるようになる気がします)3匹の内、1匹は無理矢理でも食べますが、自分でエサを食べるようになり、動き回って非常に元気。1匹は、無理矢理で葉っぱの6分の1程度食べましたが、直ぐにひっくり返ってしまうし、起き上がれません。もう1匹はエサをほとんど食べないし、直ぐにひっくり返ります。1匹は大丈夫そうだけど、2匹は明日でダメかもしれません。エサを自分で与えてる分、愛着が沸いて可愛いと思えるようになりました。植木でなくても食べそうなので植木を飼育ケースから取り出しました。代わりに、エノキの枝をカップに刺して(ナナフシの飼育編に書いてあるように作って)飼育ケースに入れました。

 

今日、1匹新しいタマムシが捕れました。現在4匹。

今日捕れたタマムシのオス
今日捕れたタマムシのオス

7/11

 昨日の予想通り2匹はもう死にそうです。何とか動いてはいるけど、エサを与えても、ほんの少しかじる程度。21時頃には、とうとう1匹が死んでしまいました。残る1匹も時間の問題だと思います。

  昨日元気だった1匹も少し元気がなくなってきたように見えます。エサは与えても食べるし、自分でも食べているようです。明るいところに飼育ケースを置くと、”蝶”のように明るい方に向かって逃げようとしてしまい、体力を奪われているのかもしれない。飼育ケースの置き場所を考える必要があるかも?

 2日前に捕まえたタマムシは、今日無理矢理エサを食べさせました。

7/12

 エサを食べてくれるタマムシは、まだ元気はあるが、最初の頃に比べると弱々しく感じられます。3日前に捕まえたタマムシは、3度ほどエサを与えたが、ほとんど食べてくれません。動きも遅くなってきました。明日には死んでしまわないか心配。

 実は、昨日1つの実験をしてみました。死にそうで、もう足と触角を弱々しく動かすことしかできなくなった1匹のタマムシを、トイレットペーパーの芯にエノキを詰めた中に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れてみました。どうしてこんな事をしたかというと、蝶を長生きさせる方法というホームページを思い出したからです。そこにはこのように書かれていました。蝶を長生きさせる方法は、残酷ですが蝶を三角紙(昆虫採集に使う)入れ、それを冷蔵庫に保管し、1日に1度だけエサを与えるため外に出し、それが終わったらまた冷蔵庫に戻すというものでした。私は寒さで死んでしまうのでは?と思いながらも、もう助ける方法がないので、タマムシを冷蔵庫に入れました。すると、1日経った今日、タマムシはなんとか生きていました。もっとも、回復した訳ではなく、微妙に足と触角が動く程度で、昨日より悪化はしていました。ただ、そのままにしておけば、間違いなく数時間で死んでしまったでしょう。死期を遅らせれただけですが、この結果から新しい飼育方法を考えてみようと思っています。

 7/13

 今日帰ったらタマムシが2匹とも元気がありません。よく食べる方のタマムシにエサを与えると、ゆっくりとしか食べません。後から捕ってきたタマムシは、今日もほとんど食べませんし、動きも遅くなりました。22時頃見てみると2匹とも死んでいました。

 

今回の飼育で解ったこと、問題点

 

 4匹のタマムシは、4日目1匹、5日目2匹、7日目1匹死んでいきました。これまでの飼育の仕方より長く生きていてくれました。無理矢理でもエサを食べさせた方が長く生きるようです。エサを食べない個体ほど早く死んでしまったように思います。その他の死亡原因として考えられることは、1、環境変化や人間に触られることによるストレス。2、逃げようとしたりして体力を普段より多く使った。3、そもそも与えられる水分が足らなかった。4、風通しや湿度など飼育環境が悪かった(室温もあると思いますが、最近は気温が低かった)などが考えられます。次回には、エサの与え方は今回の方法でいいと思うので、タマムシが落ち着いて居られる環境を作ることを目標にしたいと思います。

2019/8/4に捕獲したタマムシのメス
2019/8/4に捕獲したタマムシのメス

 

 

今回のタマムシの飼育方法

1、タマムシを捕まえたら、すぐにタマムシのエサBOX(飼育の仕方のところで前記したもの)に閉じ込める。

2、タマムシのエサBOXを飼育ケースに入れ静かで暗い場所に置く。(夜を演出するため)

3、学校から帰ったら、タマムシのエサBOXから出し、しばらく動き回らせる。

4、タマムシのエサBOXのエサを食べたか確認し、食べていない子には無理矢理食べさせる。

5、就寝前にすべてのタマムシをタマムシのエサBOXに閉じ込める。

 

2019/8/4

 文殊の森公園でタマムシのメス1匹を捕まえる。

夜に、タマムシのエサBOXを作り、そこに閉じ込めました。また、飼育ケースをダンボールで囲って暗くし夜を演出。明日の夕方にダンボールをとるつもりです。

8/5

朝にはタマムシのエサBOXからでていましたが、BOXの中のエノキの葉を調べたところ、少しも食べていませんでした。昼は飼育ケースをダンボールで覆い、中を薄暗くしました(夜を演出し無駄に体力を使わせないため)。夕方にダンボールをとって飼育ケース内を明るい状態にしました。夜、無理矢理エサを食べさせました。なかなか食べません。15~20分ぐらいかかって食べ始めましたが、あまり食べませんでした。エノキの葉1/8程度食べたかな?少ししか食べないので心配。22時頃タマムシのエサBOXに入れ、ダンボールを被せました。

8/6

 今日も朝にはタマムシのエサBOXから出ていました。BOX内の葉っぱは食べていませんが、飼育ケース内の他のエノキの葉を食べた形跡がありました。朝はダンボールを被せました。夜、念のために無理矢理エサを食べさせました。すぐに食べ始め、葉っぱの1/4ぐらいを勢いよく食べました。前回のタマムシ達と比べると、食べる勢いが違います。こんなに元気なら卵を産むかもと期待しています。以前長生きしたのもメスでした。エサの食べがいいので、今日はタマムシのエサBOXに入れず飼育ケースにダンボールを被せて就寝。最近暑いので、温度が上がり過ぎないように注意しよう。部屋の温度が35℃を超えるとマズいかな?

8/8

 今日、タマムシの小さなメスと、オスを1匹づつ捕まえました。判別するために名前を付けることにしました。最初の大きなメスを”だんみつ”さん、小さなメスを”矢口”さん、オスをAと決めました。だんみつさんは自分でも食べるし、人の手からも食べるのでかわいい。矢口ちゃんとAくんは無理矢理食べさせようとしましたが、ほとんど食べてくれないので困りました。明日食べないと死んでしまうかも。卵を産んでもらうつもりで朽木を入れていますが、まだ、産んでくれないようです。朽木の種類(100均で買った)がダメなのか?朽木に割れ目が入っていないのがダメなのか?(タマムシは朽木の割れ目に卵を産むそうです) 

 今日から、タマムシのエサBOXに入れるのをやめにします。(面倒くさいのと、そうしなくても暗くすれば大丈夫のように思えるからです)

8/9

 今日もタマムシをオス1匹捕まえました。最近はタマムシがあまり飛び回らないので、たくさんは捕れなくなりました。気温や湿度が関係するのかな?今日捕まえたオスをBと名付けました。Bくんは無理矢理食べさせてもほとんど食べません。Aくんと矢口ちゃんは葉っぱの葉っぱの1/6ほど食べました。だんみつさんは今日もよく食べてくれる。みんな元気。

8/10

 今日も2匹オスを捕まえました。それぞれC、Dと名付けました。Cくんは可哀そうに前脚を1本と触角の1本を無くしています。Cくん、Dくんエサを無理矢理食べさせてもほとんど食べません。Aくんは今日は1/8程度葉っぱを食べてくれました。矢口ちゃんは1/6ぐらい食べました。だんみつさんは今日はほとんど食べません。みんな元気ですが、Bくんだけはエサも食べないし、元気もありません。タマムシのエサBOXに閉じ込めて、回復してくれることを祈ります。全体的にエサの食べが悪いようです。暑さのせいかな?でも、ある程度エアコンも付けているのだけど・・・。今日、朽木に割れ目を何か所か入れました。卵を産んでくれるといいのですが・・・。タマムシが6匹になるとエサやりが大変です。

8/11

 昨日元気がなかったBくんが、やはり死んでしまいました。3日目で死んだことになります。原因は、Bくんはほとんど食べなかったので、餓死又は脱水で死んだものと思われます。何より、6匹になったため飼育の手が行き届かなかった。また、タマムシのエサBOXに入れても効果は期待できないようです。だんみつさんがエサをほとんど食べません。元気はあるから自分でも食べてくれるかな?矢口ちゃんは葉っぱ1/8ぐらい。A、Cくんは1/6ぐらい。Dくんは1/10も食べていないかも。食べが悪いので心配です。一応みんな元気。卵は産んでいません。

8/12

  タマムシの世話を1日半ほどできずに、今日見てみたら、だんみつさん、矢口ちゃん、Dくんが死んでいました。Cくんももうほとんど食べる元気がありません。原因は明白。世話を1日以上できなかったからです。Aくんだけはまだ元気で葉っぱ1/6を食べました。自分でも食べているようです。

8/13

 やはりCくんが死んでしまいました。Aくんだけはまだ元気で、葉っぱ1/8ぐらい食べたし、自分でも食べているようです。

8/14

 昼に見たら、Aくんが死にかけて、手足を動かすくらいで元気がなくなってしまいました。エノキの葉を与えても噛むことすらできません。こうなると手の施しようがありません。夜には死んでしまいました。

 

今回の飼育で解ったこと、問題点

 今回は最も多い時で6匹を飼育していました。3日目2匹、4日目1匹、5日目1匹、7日目1匹、9日目1匹で死んでいきました。早く死んでしまった原因は、飼育が行き届かなかったことです。エサを与えるのを1日以上空けてしまったことだと思います。それだけ繊細な虫だということを思い知りました。死にかけてもうエサを噛む力がなくなってしまうとどうすることもできません。そうならないようにするため、夜のみのエサやりより、朝、夜の2度のエサやりと健康チェックが必要かもしれません。また、タマムシのエサBOXは効力が確認できませんでした。現行の飼育の仕方では不必要と判断します。今回メスが2匹いたにも関わらず産卵しなかったのは、産卵用の朽木の状態が悪かったからと思われます。

 

2019/8/14に捕獲したタマムシ
2019/8/14に捕獲したタマムシ

今回のタマムシの飼育方法

1、飼育ケースの一番大きなものにエノキの枝をカップに刺したものを入れる。

2、朽木を入れる。市販のものに割れ目を入れたものと拾ってきたクヌギの朽木

3、朝の内はダンボールで覆い暗くして、夕方に外して寝る前に被せる。(明るくする時間を短めにして体力を使わせないようにし、少なめの活動時間を与える。)

4、健康チェックは朝、夜の2回。

5、朝のチェックでエサを自分で食べている場合は何もしないが、夜のチェックでは、十分にエサを食べている確証がない限り、無理矢理食べさせる。

6、基本はなるべく触らないが、エサを食べない場合は何度も試す。(今までのほとんどの個体は、前日に食べが悪い場合に死ぬことが多い)

 

2019/8/14

 近所の古墳のクヌギの朽木で、卵を産もうとしているタマムシ1匹を捕まえました。朽木の周りに落ちていた朽木片を一緒に持って帰りました。タマムシはその朽木に止まらせるだけで産卵管だし、産む気満々です。一番大きな飼育ケースにエノキの枝をカップに刺したものと、拾ってきた朽木と市販の朽木に割れ目を入れたものを入れました。

 

タマムシの産卵
タマムシの産卵

8/15

 タマムシは元気で自分でもエサを食べているようです。2日目なので夜に念のためエサを食べさせました。卵は産んでいないようです。調べてみたら、タマムシ愛好会さんのホームページに次のように書いてありました。

・枯れてから年月の経過した物、朽木には産卵しない。

・半枯れの部分、伐採木、伐採直後の切り株、等を好む。

直ぐには伐採直後の切り株は手に入らないので、他に方法がないか考えてみました。年月を経過した朽木と伐採直後の物とでは、何が違うのだろうと考えると、朽木内の水分ではないかと仮定しました。(幼虫が水分を木から摂っているとしたら、古い木では水分がないのでは?)そこで、今の朽木に毎朝夜に霧吹きで加水することにしました。

8/16

 今日、タマムシを見たら足の先(かぎ爪)が4本もなくなっていました。思い当たることは、拾ってきた朽木にハサミムシがいたようで、それにやられてしまったようです。体力もなくなっていて、とても産卵する状態ではありません。エサもほとんど食べてくれません。明日には死んでしまうかもしれません。クワガタに産卵させる時のように、朽木を加水処理(水の中に数時間沈めてから日陰で乾かす)してから与えてみるとどうなのか試したかった。

8/17

 やはり、朝にはタマムシは死んでいました。

 

今回の飼育で解ったこと、問題点

 今回のタマムシは産卵する気が満々であったにもかかわらず、朽木に産卵しなかった。やはり、年月の経った朽木には産卵しないのか?朽木を加水して与えた場合どうなのかを調べたかった。反省点は、外から朽木を拾って来た場合、中に何がいるか判らないので何らかの処理が必要かもしれない。(例えば、水に1日程度沈めて中の生き物を窒息させるとか)

 

2019年を通してタマムシの飼育結果から

 今年からエサを食べない場合、無理矢理食べさせるという方法を採りました。結果として、前年度までは捕まえた日から3~4日でほとんどの個体が死んでしまいました。稀に自分でエサを食べたものが1週間程度生きていました。今年は全部で11匹(今年はあまり捕まえれず少なかった)を飼育し、3日目2匹、4日目3匹、5日目3匹、7日目2匹、9日目1匹という結果になりました。少なくとも、エサを無理矢理にでも食べさせた方が生きてくれるようです。

 また、タマムシのエサBOXの作り方が再現出来ていないか、コツがわからない為か思うように餌付けができませんでした。タマムシのエサBOXで餌付けできない個体を、無理矢理食べさせて餌付けをするという両方を併用するのが理想形と考えています。そして、餌付けが出来た個体は出来るだけ人間の手を加えず、そっとしておいてストレスをかけないことで、飼育下の寿命を延ばせるのではないかと思っています。

 飼育ケースの置き場所も直射日光の当たらない明るい場所に置くか、暗い場所に置くか悩んでいる所です。

 現在、エノキを鉢植えで育てようとしています。来年はこれを使い飼育日数を延ばせればと思っています。また、エノキの枝をオアシス(園芸用品)に挿すなど、採って来たエノキをどうすれば新鮮な状態を保てるか試していきたいと思っています。

捕獲したタマムシ
2020/6/27捕獲

2020/6/27

 今日、タマムシが飛んでいるか近所の古墳に見に行きました。時刻は15:00過ぎ、天気は曇りときどき日が差しました。エノキの木の上の方をタマムシが飛んでいたので、捕まえることにしました。1時間強でやっと1匹捕まえることができました。オスでした(上の写真)。普通のタマムシより少し緑や赤色の鮮やかさが欠ける個体です。裏は逆に赤色が強いです。もしかしたら、生まれてあまり日の経っていない個体?

 

今回の飼育

①ダンボール飼育ケース(縦56㎝✖横46㎝✖高さ100㎝)で飼育(広いのでストレスを軽減)。

②エサはエノキの枝をビンに刺したものを与える。

③エサを自分で摂らない内は夜に1回無理矢理食べさせる。

④飼育ケースの置き場は日陰に置きます。

エノキの枝をビンに刺したもの
エノキの枝をビンに刺したもの

 ②はインスタントコーヒーのビンの蓋に、キリやドライバーで穴を空け、エノキの枝をビンに刺したものです。

 タマムシは、夜にエノキを無理矢理食べさせると、直ぐに食べてくれました。明日、自分で食べてくれるといいのですが・・・。

6/28

 タマムシに葉っぱを与えると、直ぐに食べてくれました。葉っぱの1/8ぐらいを食べました。

6/29

 今日、エノキの葉を確認したところ、食べた痕があるようでした。今日は無理やりエサは食べさせず、そっとしておきました。

6/30

 タマムシの元気が少しないような感じがします。仕方がないので無理矢理エサを食べさせると、少し食べ始めると、後は自分で食べ始めました。葉っぱ1/3くらいは食べたでしょうか。一安心です。

自分で食べ始めたタマムシ
自分で食べ始めたタマムシ

7/1

 息子は学校から帰ってきてタマムシにエサを食べさせたら、直ぐに食べたそうです。食べさせたのを知らなかったので、私も会社から帰ってきてタマムシにエサを食べさせました。直ぐに食べてくれました。この個体は素直に食べてくれるし、自分でも食べることがあるようです。このような個体は稀だと思います。おそらく長く生きてくれると思います。

7/2

 タマムシを新しいエノキに乗せたら、しばらく葉っぱの間を上り下りした後、自分でエノキを食べ始めました。ただ、私が見ている気配を感じ取ったようで、直ぐに食べるのを止めてしまいました。やはり、敏感な昆虫なんだと思いました。私は見ていることを止めて飼育ケースをそっとしておきました。

食事中のタマムシ
食事中のタマムシ

7/3

 ここ数日は、コーヒーのビンの蓋を外し、ビンに沢山のエノキの枝を刺しています。(ちょっとビンの隙間から水に落ちてしまわないか心配はしています)2日でエノキは新しいものを採ってくるようにしています。ビンの水は毎日替え、エノキの根元の枝は毎日5~10㎜位を斜めに切り落としています(これを水中で切り落とすと切断面に気泡が入る心配がなく、水の吸い上げが良いそうですが、そこまでは私はやっていません)。斜めに切り落とすと水に触れる面積が増えるので、水の吸い上げが良いそうです。また、水は清潔にすることでバクテリアなどの繁殖を抑えれるので枝が長持ちするそうです。

 タマムシはエノキからしか水分を摂れないので、ここ数日はエノキを水で濡らしてから与えています。まだ、これがいいのかどうか解りません。

 今日は、タマムシを枝に乗せる(いつも天井にいて、エノキの整理が済むと葉っぱに乗せるようにしています)と、しばらく登ったり降ったりしていたので、そっとしておくと数分後には自分で食べ始めました。今日で捕ってきて1週間になりました。まだまだ元気そうです。

7/4

 昼に見てみたら、タマムシがお食事中でした。ただ、私が覗き込んでいるのに気づくと、ピタリと動きを止めます。私が動くとビクリとします。やはり、この環境に慣れて来てはいますが、臆病な昆虫であるようです。ただ、自分でエサを摂ってくれるので、もうこの子は手をかけなくても大丈夫なようです。

7/5

 昼にタマムシは飼育ケース内を飛び回っていました。元気十分です。エサも自分でたくさん食べています。餌付けが成功したらなるべく刺激しないようにします。

2020/7/6タマムシの様子
2020/7/6タマムシの様子

7/6

 タマムシは今日も自分でエサを摂っています。上の写真は今日のダンボール飼育ケース内の様子です。

7/8

 今日も元気そうです。エサを目に見えて食べたのが判るくらいに食べています。ただ、私の気配を感じるとジッと止まって動かなくなり、私が動くとビックっとします。臆病だなあ。あと、生まれたばかりの個体かと思いましたが、表面の色の淡さが変わりません。どうやらこの色の淡さはこの個体の個性のようです。

7/10

 今日で飼育し始めて2週間になります。エサの食べが良く、フンをたくさんします。最初の頃よりフンの量が増えたようです。それだけ今の環境に慣れて来たという事でしょうか?

2020/7/12に捕獲したタマムシ
2020/7/12に捕獲したタマムシ(下2匹)

7/12

 今日、タマムシを近所の古墳に捕りに行きました。1時間程度で3匹捕まえました。1匹は虫かごが壊れていたので逃げられてしまいました。

 現在、3匹になりました。全てオスです。最初に捕まえたタマムシは色が淡く、今日捕まえた内の1匹は左前脚が無く(写真向かって左下)、もう1匹は緑色がはっきりとした個体なので見分けがつきます。

 息子と相談して、今回は飼育ケースが大きい(縦56㎝✖横46㎝✖高さ100㎝)のでストレスが少ないと思うので、無理に食べさせず様子を見ることにしました。これで長生きすれば、飼育ケースを大きいものにすればいいことになります。ダメな場合、餌付けができるまで無理矢理食べさせて命をつなぐ方法を考えなくてはなりません。

7/13

 淡い色のあわちゃんは自分でエサを食べているようです。他の2匹は食べていないようです。3匹共元気です。

7/14

 捕獲したタマムシは、捕獲日から3~4日で死んでしまうことがほとんどです。今日は3匹共元気そうです。息子曰く、もしかしたら、自分でエサを食べているかもしれないとのこと。

7/15

 左前脚がないタマムシが少し元気がないようです。エサを食べていないのかもしれません。他の2匹は元気です。

 最近のエノキを採ってくるタイミングは2日に1度にしています。新しいものを採って来た時、前のものがまだしおれていなければ一緒に挿しています。

7/16

 夜に覗いて見ると、心配していた通り左前脚のないタマムシがひっくり返っていました。まだ生きてはいますが虫の息です。やはり、エサを食べていなかったのでしょう。初日にこの子だけは無理矢理食べさせようとしてみましたが、食べませんでした。そのストレスで拒食症になってしまったのかも?

 新しく採って来たエノキを飼育ケースに入れると、7/12の捕って来たピカピカのタマムシ(ピカくん)が直ぐにエノキを食べ始めました。自分で今までも食べていたかもしれません。ピカくんは捕って来てから5日目になります。広い飼育ケースがストレスを軽減した可能性と、あわちゃんの存在が大きいのかもしれません。あわちゃんのエサを食べる様子などを見てピカくんも安心したのかもしれません。あわちゃんは今日で20日目になります。

7/17

 今日も2匹共エサを食べてくれているようです。エノキがそこら中食べられています。ピカくんの方も餌付けが成功したようです。やはり、広い空間でストレスを与えないことが拒食症にさせない方法の1つと言っていいと思います。では、どのくらいの空間が必要かですが、ダンボール飼育ケースは縦56㎝✖横46㎝✖高さ100㎝です。以前は衣装ケースで飼っていたことがあります。また、縦45㎝✖横25㎝✖高さ40㎝の大型の飼育ケースでも飼っていたことがありますが、両方とも捕獲日から3~4日目でしんでしまうことがほとんどでした。ただ、他のサイトでは衣装ケースで飼育してみえるところもあるので、何かコツのようなものがあるのかもしれません。

7/19

 天気予報が外れて晴れ!タマムシが飛んでいると思い近所の古墳に行きました。1時間程度で3匹捕まえることができました。残念ながらみんなオスでした。色が淡いあわちゃんは見分けがつきます。他の4匹は色では区別できないので大きさで区別します。元々いたピカくんは4匹の中で中間の大きさ。ピカくんより大きい子と小さい子は大きさで区別できます。最後の1匹はピカくんと大きさも色も同じなので翅に糸を巻き付けました。全部で5匹になりました。

7/21

 今日息子が覗いてみると、糸を巻いた子が死んでいたそうです。やはり糸を巻く時人間に触られたのがストレスだったと思われます。他の4匹はまだ元気です。今日であわちゃんは25日目、ピカくんは10日目になりました。

2020/7/21のタマムシ達の様子
2020/7/21のタマムシ達の様子
別の角度からの写真
別の角度からの写真

7/22

 息子が帰って来て覗くと、一番小さいタマムシが死んでいました。今日で捕獲から4日目、やはり食べていなかったようです。同じ日に捕った一番大きなタマムシ(デカくん)はまだ元気です。自分でエサを食べているかもしれません。残ったタマムシはあわちゃん、ピカくん、デカくんの3匹となりました。

7/23

 あわ、デカ、ピカ、3匹とも元気です。デカくんは5日目になります。エサを自分で食べているようです。あわちゃんはもう直ぐ1か月になります。

7/24

 3匹とも元気です。以前はエノキを水で濡らしてから与えていました(少しでも水分補給になるかと思い)。最近はエノキを与える時はそのまま与えています。それで問題ないようです。

7/25

 3匹とも元気。ピカくんは今日で2週間。デカくんは1週間になります。今まで飼育した感想としては、環境さえ整えてあげれば、こんなにあっさりと飼育出来てしまうのかと思います。今年に入って6匹を飼育しましたが、その内3匹は3~4日で死んでしまいました。全てが飼育出来てこそと思いまた新しい方法を考えています。それにデカ、ピカはあわちゃんの影響で飼育出来ただけかもしれません。そこを次回の課題としています。

7/27

 今日であわちゃんは飼育して1か月になりました。ピカくん、デカくんも安定して飼育出来ています。やはり、出来る限り人が触らないことが肝要なようです。

7/30

 今日、覗いてみるとエノキがカラカラに萎れていました。原因はエノキの枝先を切る時空気が入ってしまったためと思われます。これを防ぐためには、生け花でやる”水切り”をするといいそうです。水切りは水の中(バケツなどに水をくみ)で枝先を切り落とす方法です。ときどきエノキは1日で萎れてしまうことがありますが、水切りをしていないのが原因だと思います。

 覗いた時、そのカラカラのエノキをピカは食べていました。急いで新しいエノキに取り替えると、ピカは食べるのを止めてしまいましたが、あわが直ぐに食べ始めました。デカは少し元気がないように見えました。大丈夫だろうか?

 2020/7/30タマムシの様子
2020/7/30タマムシの様子

7/31

 3匹とも元気そうです。それぞれつかまっている葉っぱを食べているようです。食欲もあるようです。ピカくんは今日で20日目になりました。ストレスさえ与えなければ長生きできるようです。

8/1

 今日も古墳でタマムシを捕まえました。左の翅が1/3ほど欠けてしまっていて可哀想です。カケと名付けました。

 タマムシを捕りに行ってもメスはあまり飛び回らないので捕まえることができません。朽木や伐採木に卵を産みに来たものを捕まえるしか方法はないのでしょうか?

8/4

 カケは今日で4日目です。明日も生きているなら自分でエサを食べてくれていると思います。複数飼育していると食べてくれているのか判らないのが難点です。4匹とも元気です。ピカくんは今日で24日目になります。

8/5

 カケは元気です。自分でエサを食べているようです。タマムシにとって今の環境はいいようです。飼育ケースが広いこと、仲間が他にいること。後は、フンなどによってタマムシ独特の臭いがしていると思います。それが新しく入ったタマムシ達にいい影響を与えているのではないかと思います。

カケと呼んでいるタマムシ
カケと呼んでいるタマムシ

8/6

 カケもデカもあわも元気そうです。ただ、ピカは枝に止まらせようとすると落ちてしまいました。自分でエノキに登ることも難しいようです。力が弱くなってきたと息子が言っていました。寿命が尽きようとしているのかもしれません。ピカは今日で飼育開始から26日目になります。

8/7

 朝にはピカくんは死んでいました。飼育開始から27日目です。残念です。朝にデカくんがやたらと羽ばたいていました。エノキの枝に乗せても直ぐに羽ばたいて落ちてしまいました。様子がおかしいと思っていました。息子が学校から帰って見てみると死んでいました。デカくんは飼育開始から20日目でした。1日に2匹も死なせてしまいました。また、一緒に飼っていたゴマダラチョウも死なせてしまいました。暑さのせいだけではないと思いますが、原因の一つではないでしょうか。

8/10

 8/9、8/10で旅行に行っていました。虫たちは1部屋に集めて、帰宅まで冷房をずっときかせていました。帰宅して見てみるとカケが死んでいました。エサがカサカサになっていました。本来は1日程度でカサカサになることはないと思いますが、水切り(水の中で枝を切ること)をしていなかったので空気が切り口から入ったようです。カケは飼育10日目でした。

 よくよく見てみると1匹生き残っている個体は、あわちゃんであることが分かりました。ピカくんと大きさが同じなので間違えてしまいました。あわは飼育45日目です。この個体は直ぐに自分でエサを食べ始めましたし、多少飼育環境が悪くても生き延びれる生命力の強い個体のようです。今まで飼ってきたタマムシの中で特異といってもいいかもしれません。

8/11

 あわちゃんがダンボール飼育ケースから脱走して見つかりません。飼育ケースを見てみると、接合部にかなり大きなすき間が出来ていました。今日中に見つからないと死んでしまうかもしれません。

8/12

 あわちゃんがダンボール飼育ケース内で死んでいるのが見つかった。どこかの隙間に入り込んでいたようです。エサは食べられる状態のまま飼育ケース内に入れてありました。餓死ではなく、暑さが原因で死んでしまったと思われます。

今回の飼育で解ったこと、問題点など

 今回飼育したタマムシは、最初からエサを素直に食べてくれました。このような個体は長生きする場合が多いです(45日間飼育しました)。また、最初に比べてフンの量が増えていったということから、縦56㎝✖横46㎝✖高さ100㎝という大きさのダンボール飼育ケースはタマムシのストレスを和らげているのではないかと思います。また、2度目に捕って来たタマムシも1匹は死んでしまいましたが、もう1匹は27日間生きています。広い飼育ケースがストレスを減らしている可能性が大きいのと、最初のタマムシが食べる姿などを見て安心できたのかもしれません。また、フンなどのタマムシ特有の臭いも安心感を誘った可能性があります。ただ、何らかの手を加えたタマムシは3日目ぐらいには死んでしまいました。触ること自体がタマムシには非常にストレスになるようです。私の考えた”無理矢理エサを食べさせる方法”はやらない方がいいようです。ただ、捕獲日から数えて3日目の夜にタマムシがエサを食べていなかった場合、次の日にはまず死んでしまいますので、この方法を採るべきか悩むところです。一週間以上飼育出来たタマムシが4匹いましたが、猛暑日に入り次々と死んでいきました。猛暑の時は飼育に注意が必要なようです。クーラーなどで室温の上昇は抑えていましたが、飼育ケース内は風通しが悪いため、私が思う以上に過酷な状態だったかもしれません。また、夜にはクーラーを切っていました。一日中温度管理をしなければならないのかもしれません。でも、電気代が・・・・・。タマムシを捕まえに行っても酷暑の時は飛びません。おそらく、木陰でじっとしているのでしょう。真夏の飼育の仕方が次の課題となります。

 タマムシの飼育について、試行錯誤して良い方法がないか探しています。タマムシを長く飼育出来た方、良い飼育方法を知っている方、ぜひ、ホームページTOPの”ご意見、ご感想”のところに飼育の仕方を書き込んで頂けると幸いです。