ナナフシの飼育

ナナフシ(ナナフシモドキ)
ナナフシ(ナナフシモドキ)

ナナフシ(ナナフシモドキ) 七節

分布 本州、四国、九州

特徴 体長70~100㎜程度。6~11月頃に見られます。一般にナナフシと呼ばれるのはナナフシモドキを指します。細長い体で木の枝に擬態した昆虫です。翅はなく、緑色または褐色で非常にみつけづらい。メスだけで単為生殖(メスが単独で子をつくること)をおこなうためオスは滅多にいないようで、オスを見つけたら自慢できるぐらい珍しいです。幼虫は脚が縞模様になっているそうです。ナナフシのなかでもナナフシモドキとエダナナフシがよく捕まりますが、触角がナナフシモドキは短く(下の写真)エダナナフシは遥かに長いことで区別できます。

生態 夜行性。エノキ、サクラ、ナラなどの葉を食べます。雑木林などで見つかります。卵→幼虫→成虫という不完全変態(蛹にならない変態)をします。脱皮のたびに脚が再生しますが、成虫になってからは再生できません。植物の種子に似た卵を産み、次の年の春に孵化します。

飼育 エサがエノキ、サクラなど個体に好みの差があるようですが、捕って来た場所にあったエサを採ってくるといいでしょう。エサも多少萎れていても食べてくれるので、簡単に飼育出来ます。

ナナフシ(ナナフシモドキ)
ナナフシ(ナナフシモドキ)

ナナフシのエサは、エノキ、サクラの葉などです。バラ科の葉も食べる(試したことはありません)と言われていますが、手に入りにくいと思います。私がナナフシを捕まえたときはサクラの木のそばで捕まえることが多いです(セミの幼虫を探している時などに見つけます)。エノキは公園や神社によく生えているので、手に入りやすいと思います。

飼育に必要なもの

1.エノキの枝を刺すカップ

2.エノキの枝

3.脱脂綿または園芸用オアシスなど

4.飼育ケース

まず、カップに脱脂綿を入れ、水を入れます。園芸用オアシスに枝を挿した方が長持ちをするそうですが、まだ試していません。

カップに湿らせた脱脂綿を入れる
カップに湿らせた脱脂綿を入れる

それにエノキの枝を挿します。

ナナフシの飼育道具2
カップに挿したエノキの枝

これを紙を敷いた飼育ケースに入れます。

ナナフシの飼育道具3
飼育ケースにエノキの枝を入れる

紙を敷くのは、ナナフシがよくフンをするのでかえやすくするためと、卵を産んだとき分かり易くするためです。

飼育中のナナフシ
飼育中のナナフシ

飼育で注意すること

 ナナフシのエサ(エノキなど)を出来るだけ新鮮な状態にしてあげてください。私は2日に1度の割合でエノキをかえていました。2日目は多少しおれてしまいますが、ナナフシは食べてくれます。

 個体によってはさくらの葉を好むものもいると思います。ナナフシを捕まえた場所をよく見て、回りにどんな木があったのか観察してください。

 飼育ケースのサイズは出来るだけ大きなものを使ってください。どんな昆虫もそうですが、狭いとストレスを感じます。ストレスが多ければ寿命が短くなると思います。ナナフシはストレスに対して弱いとは感じませんが、プラスチックの飼育ケース小(160×100×高さ120)の物でも飼育出来ますが、ナナフシ大きさに対して小さいように感じます。

 飼育ケースの置き場所は、私の場合、直射日光の当たらない木陰くらいの明るさの場所に置いています。ナナフシがいるのが木陰や茂みだからです。

ナナフシの飼育記録

2019/8/5

セミの幼虫を、近所の古墳に捕まえに行き、ナナフシを捕まえる。タマムシと同じ飼育ケースに入れて飼育開始。(エノキがあるので)

8/6

ナナフシは元気。自分でエノキを食べている。多少しおれていても食べてくれているようだ。

8/7

タマムシと一緒の飼育ケースだが、ケンカすることもないようだ。今日も元気。

8/12

1日半ほど、面倒を見れなかったが、問題ないようだ。水分も特に補給する必要がない。(今日、タマムシは4匹も死んでいた)多少世話をできなかったとしても死なないし、しおれた葉っぱでも食べてくれるので、飼育しやすい。

8/17

今日も元気。暑くても平気なようだ。産卵とかしないかな?

8/20

今日も元気。産卵はしていないよう。何が足らないのだろう?そもそも、この個体は産卵できるのだろうか?ナナフシは単為生殖(メスのみで子をつくることができる)のはずだけど・・・。

8/25

今日覗いてみたら、ナナフシがエノキの葉から落ちて動かなくなっていた(死んでしまいました)。昨日まで変わったようすはなかった。何が原因?