他の方の飼育方法

  ここでは、このホームページを訪問して下さった方とのやり取りをそのまま掲載してあります。蝶の飼育をしている方々に、非常に有効な情報が多くあると思います。

 

亀本保頼さん>はじめまして。アオスジアゲハの飼い方の記事を読ませて頂きました。現在、我が家でも蛹から育てたアオスジアゲハを飼育しております。本日飼育31日目を迎えました。日中の気温も上がってきており、今後の温度管理についても色々と危惧をしております。アオスジアゲハはとても可愛いので長生きしてもらいたいです。

管理人>亀本保頼さんコメントありがとうございます。私は気温が上がってくるとよく昆虫を死なせてしまっています。長生きしてくれるといいですね!もしよろしかったら、飼育環境など教えて頂けると、今後の飼育に参考にさせて頂きたいと思います。

亀本保頼さん>おはようございます。コメントへの返信ありがとうございます。うちでは百均で購入したネット状のランドリーバッグのようなもので蝶々を飼育しております。基本的にはベランダに来たアゲハチョウ等は羽化した時に放蝶しているのですが、今は飛べない「アオスジアゲハ」と「アサギマダラ」と一緒に過ごしております。

いつまで生きてくれるかは分からないのですが、暑くなる夏場に向けてAmazonで冷温庫を購入しました。仕事に出ている間は冷温庫で活動を抑えた状態で体力を温存してもらおうかと考えております。

管理人>亀本保頼さんまたのコメント有り難うございます。アサギマダラを飼ってみえるんですね。私は1度しか捕まえたことがありません。羨ましいです。ネット状のランドリーバックというのは広くて簡単でいいですね。今度百均見に行ってこようと思います。質問なのですが、アサギマダラやカラスアゲハなどの大型の蝶は翅がボロボロになることはありませんか?ダンボール飼育ケース縦56㎝横46㎝高さ100㎝のものでも大型の蝶は時々ボロボロになります。何か工夫はされていますか?

亀本保頼さん>おはようございます。うちでは基本的に成虫(蝶)の飼育はしておりませんでした。ベランダの柚子にアゲハの幼虫発見→幼虫飼育→羽化→放蝶といった感じです。今回は人から譲り受けたアオスジアゲハの越冬蛹、「冬の蝶絶体験(アサギマダラ幼虫からの飼育キット)」の飼育をしておりまして、アサギマダラ6頭のうち5頭は放蝶しました。1頭は前脚先端部欠損により物に掴まれなくなってしまったことと、その影響により飛べなくなってしまったため現在も室内で飼育しております。

アオスジアゲハは他府県の個体のため遺伝子汚染の恐れがあることと、ほとんど飛べない個体であったため室内で飼育しております。アサギマダラはアゲハ系の蝶々に比べると翅は丈夫なのですが、狭い室内で飛ぶのは苦手なようで、いつの間にか翅が折れ曲がってしまった個体がおりました。その子は翅を補修した上で放蝶しました。

蝶の翅の傷み対策としては「ネット系のケージを使用する」「できるだけ暗いところに置き蝶の活動を抑える」くらいでしょうか。それでもさすがに2ヶ月近く飼育すると翅はボロボロになってしまいました。翅の傷みもあるのですが、アサギマダラの場合は脚がカーテン等に引っかかりやすいこと、掴まる力が強いこと、飛翔力が強いことにより脚部の先端欠損が多く生じるような気が致します。

管理人>亀本保頼さんご返答ありがとうございます。蝶のゲージの置き場所を暗い所に置いてみえるのですね。私も今でも暗い所に置くべきか悩むことがあります。息子が言うには、活動させないとエサの飲みが悪いので明るい所がいいと言っているので現在はそうしています。活動を控えさせて、翅と体力の温存が長生きさせるコツということでしょうか?蝶の飼育の件でネット系ケージを使用されているとのこと。私も息子から「ダンボール飼育ケースは止まる所がないので、壁に網をガムテープで貼り付けて欲しい」と要望されたので今はそのようにしています。やはり、どこにでも止まれるような環境と止まるものには脚先がひかかって取れていまわないようなものを選ぶ必要があるのですね。勉強になります。あと、気になったのが蝶の翅を直したとのことですが、接着剤か何かで折れたところを固定したということですか?翅が折れたものを直せるのなら、是非ご教授下さい。

亀本保頼さん>こんばんは。蝶の翅の修復記事です。https://nazology.net/archives/2257?amp

折れ曲がってしまった翅もこの応用で治せるようです。折れ曲がった翅の修復動画もいぜんにみたのですが、ブックマークしていなかったので見失ってしまいました。

管理人>ご返答ありがとうございます。早速蝶の翅の修復記事を読ませて頂きました。また、”蝶の翅 修復”で検索をかけると他にもあり、勉強になりました。私には蝶の翅を修復すること自体全く思いもよらないことでした。近い内に試してみようと思います。

亀本保頼さん>おはようございます。蝶々の長生きに関してなのですが、私自身はそこまではやる気は全くないのですが、ただ長生きさせるだけなら、三角紙に入れた蝶々を冷蔵庫の野菜室に入れておくみたいな方法もあるようです。餌やり前に野菜室から蝶を取り出し、運動をさせた後に餌やりをするらしいですが。

管理人>毎回のご返答ありがとうございます。私も蝶を冷蔵庫に入れて長生きをさせる記事を読みました。私は死にかけのタマムシを野菜室に入れて経過を観察したことがあります。普通タマムシは弱ってから数時間で死んでしまうことがほとんどです。野菜室に入れた場合、次の日も何とか生きてはいました。ただ、回復はしていませんでした。低温になると昆虫は死ぬのではなく、生命活動が低下するということでしょうか?そういう意味で、蝶に体力も使わせず、翅も傷まないので長生きにつながるということなのでしょうか?いろいろ教えてくださりありがとうございました。

亀本保頼さん>おはようございます。夏場の蝶飼育の暑さ対策として小型冷温庫を使用したテストを実施してみました。(−9℃~60℃まで1度刻みの温度設定が可能)庫内には「アオスジアゲハ」「アサギマダラ」「カタツムリ」を入れ、設定温度は20度に設定、庫内は真っ暗な状態で12時間ほど放置してみました。時々庫内の様子を観察してみましたが、特に問題なく3匹とも過ごしていたようです。

管理人>亀本保頼さんまたのご返答ありがとうございます。冷温庫のサイズはどのくらいでしょうか?アオスジアゲハ、アサギマダラは大きな蝶なので中で羽ばたいて翅を傷めませんか?暗所で設定温度20℃というのが、あまり活動せず翅を傷めない良い温度ということでしょうか?また、カタツムリというのは飼育しているだけですか?何か蝶の飼育と関係するのでしょうか?私は夏場はクーラーボックスに凍ったペットボトルを入れて温度調整(18~23℃)をして飼育しようと思っていますが、なにぶんスペースが限られてくるので一部の昆虫しか入れれないのが現状です。

亀本保頼さん>おはようございます。冷温庫は「37.5 x 31 x 46 cm」の大きさで、−9℃~+60℃まで1度刻みの温度設定が可能です。もう少し暑くなって室温が30℃に近づいたら使用しようかと考えております。カタツムリは蝶とは全く関係なく飼育しているだけなのですが、カタツムリも暑さに弱いので暑くなったら一緒に冷温庫に入れてあげようと思います。暗い状態で温度を多少低めにしておけば蝶は大人しく寝ているようです。蝶の種類によって適温が変わるようですので、本当は18℃くらいにしておきたいのですが、南方系のアオスジアゲハにはちと寒いかなと考えて20℃設定を考えております。カタツムリもそれぐらいが快適かと思いますので。

管理人>亀本保頼さん、いつもご返答ありがとうございます。私はアオスジアゲハを11月や2月に羽化してしまったため飼育していたことがあります。私は寒さで死なないようにクーラーボックスにペットボトルにお湯を入れ温度調整をしていましたが、長くは飼育できませんでした。死んだ原因はストレスかもしれないと思っていましたが、亀本さんのお話から、低い温度で暗くしてやれば蝶達は落ち着いて飼育出来るようですね。私の場合、冬場の飼育はプラスチックの飼育ケースにエサの砂糖水を置いただけの簡素なものでした。止まって休めるような環境がなかったのが良くなかったのかもしれません。

亀本保頼さん>おはようございます。冷温庫の写真等はInstagramの方に投稿しておりますので、ご興味がありましたらご覧下さい。飼育している蝶たちに少しでも長生きしてもらいたく、情報収集や実験をしており、試行錯誤の毎日です。

https://www.instagram.com/p/CPM_HgUBfcq/?utm_source=ig_web_copy_link

管理人>亀本保頼さん、ご返答ありがとうございます。インスタグラムを見させて頂きました。アサギマダラ60日、アオスジアゲハ44日飼育とはすばらしいと思います。私はヒオドシチョウのような飼育し易い蝶でない限り、なかなか1か月以上飼育出来ることはありません。また、冷温庫の大きさが意外に小さいことに驚きました。やはり、蝶は余計な体力を使わせないことが長く飼育出来るコツなのですね。

 

 亀本保頼さんは、アオスジアゲハを55日、アゲハは87日間飼育されています。またアサギマダラを100日以上など、蝶の飼育の達人と言って過言ではないと思います。私はまだ長くても20日程度しか飼育出来ていません。やはり、言葉の端々に飼育に注意を払われていることを感じました。私との飼育の大きな違いは、飼育ケースの選び方、蝶の飼育ケースの置き場所と温度管理です。また、蝶の翅を修復出来る方法があることには驚きました。亀本保頼さんにはいろいろ教えて頂き感謝しております。