蝶の飼育、育て方

ゴマダラチョウの産卵
ゴマダラチョウの産卵

 上の写真はゴマダラチョウが産卵している様子です。飼育環境がいいと卵まで産んでくれる時があります。その卵を孵化させて、幼虫を育て、蛹になり、羽化して成虫となって飛び立ってゆく。蝶の飼育の醍醐味ですよね。今回は今までやって来た飼育方法をまとめてみました。蝶の種ごとの飼育記録は、HPの”飼い方、育て方”のところにまとめてありますので、そちらもご覧下さい。

ゴマダラチョウの5齢幼虫
ゴマダラチョウの5齢幼虫

 まず最初に、今まで飼育した蝶の中で、飼育記録が残っているものの飼育出来た期間を見て下さい。

 見方はツマキチョウに注目すると”ツマキチョウ、10逃13”と表示してあります。この13という数字は、捕獲した日を1日目と数えて13日目に死んでしまったことを意味します。10逃というのは、10日目に何らかの理由で蝶を逃がしたことを意味します。数字の書いてある数が飼育した頭数です。ツマキチョウは3頭記録に残っていることを意味します。13のピンク色の数字は、2020年4月に完成したダンボールで作った大きな飼育ケースで飼育していたことを意味します。”ミスジチョウ、、2”の表示は、2匹飼育して、1匹は捕獲したその日に死んでしまい、もう1匹は捕獲した次の日に死んでしまったという意味になります。はダンボール飼育ケースで飼育しています。

キタキチョウ、9

スジグロシロチョウ、3、3、、4、8

ツマキチョウ、10逃10逃13

ナミアゲハ、23逃

アオスジアゲハ、12、18、21、

カラスアゲハ、13

ジャコウアゲハ、14

モンキアゲハ、10

ナガサキアゲハ、4逃

ウスバシロチョウ、151717

ゴマダラチョウ、、6、、11、2124

イチモンジチョウ、21

アサマイチモンジチョウ、

ミスジチョウ、、2

テングチョウ、5、5、23

ルリタテハ、2、、9、、10逃、14、18

キタテハ、

ヒオドシチョウ、12、3882

クロコノマチョウ、2425

サトキマダラヒカゲ、

 2020年までの飼育記録

 蝶の飼育は種類によって特徴があります。

①ナミアゲハ、アオスジアゲハ、カラスアゲハなどの大型の蝶

②モンシロチョウ、キタキチョウなどの小型の蝶

③ヒカゲチョウ、ヒオドシチョウなど木陰で暮らす蝶

④タテハチョウ、テングチョウなど素早く飛び回る蝶

 ①のアゲハ蝶達は飼育は難です。飛翔性が高く、飛んでは壁にぶつかり飛んではぶつかりを繰り返し、翅がボロボロになってしまう傾向にあります。飛べなくなって死んでしまいます。十分な広さの飼育ケースを確保することが難しいです。私は2020年にダンボールで飼育ケースを作りました。サイズは縦56㎝✖横46㎝✖高さ100㎝のものが出来ました。このサイズでさえアゲハ蝶達には十分な広さと言えないようで、翅がボロボロになり死なせてしまい、最後の方は飛べないような可哀そうな状態になりました。ホームセンターで売っている最大サイズの飼育ケースでなんとか飼育出来るという感じでしょうか。ダンボール飼育ケース以前は、記録(2019年の途中から付け始めました)にはありませんが、直ぐに翅がボロボロになり2、3日で死なせてしまいました。大型の蝶はエサやり自体は難しくありません。

 ②の小型の蝶は飼育ケースが小さくても飼育できます。ただ、飼育ケースが大きいに越したことはありません。やはり、壁に当たって翅がボロボロになります。また、小型の蝶は口吻(蝶のスローのところ)も小さいので、エサを与える時やりにくいです。

 ③ヒカゲチョウなどの木陰で暮らす蝶は、木などに止まっていることが多いのか、飛翔する時に小回りが利くのか判りませんが、翅はボロボロになりにくい傾向にあります。ただ、蝶の飼育ケースは大きい方がいいのは同じです。エサの所に置くと自分で飲んでくれる個体も多く、飼育は比較的に簡単で長く飼育出来ます

 ④タテハチョウ、テングチョウなどの素早く飛び回る蝶は、ヒカゲチョウと同じく翅自体はボロボロになりにくいのですが、直ぐに飛び回ってしまうのでエサやりが難しいです。飼育記録で2、3日で死んでしまっているのは、エサを飲ませれなかったことが原因です。ただ、エサの所に置くと自分で飲んでくれたり、自分でエサを摂ってくれる個体もいます。そのような個体は比較的長く飼育出来ます。

アオスジアゲハ吸蜜中
アオスジアゲハ吸蜜中

蝶の飼育ケースの作り方

 先ほど書きましたが、飼育ケースはなるべく大きなものがいいです。これは、どの昆虫でもそうですが、大きいものほど昆虫のストレスを軽減できるからです。ストレスによって死んでしまうことはよく起こります。また、蝶の場合は、飼育ケースの壁に翅が当たってボロボロになります。でも小さい飼育ケースだからといって飼えないわけではありません。実際、一番小さな飼育ケースも使って飼育しています(小型のもの、モンシロ、キタキチョウなど)。飼育ケースの中には、木の葉や草などを入れてあげましょう。チョウの止まる所や休む空間になります。飼育ケースの中に花の鉢植えが入れればベストです。ない場合には、砂糖水(エサ)を入れた皿も入れます。

ゴマダラチョウの飼育ケース
ゴマダラチョウの飼育ケース

 私の飼育ケース(ダンボール飼育ケースを作る以前)の中はこんな感じです。鉢植えの花が手に入らないのが寂しいですね。昆虫ゼリー、スイカと砂糖水のケースを入れています。何のエサを気に入ってくれるか判らなかったので、色々入れておきました。産卵させたいので、その蝶の幼虫が食べるエサを入れています。ゴマダラチョウの場合はエノキ(榎)になります。

 飼育ケースを買うと大型のものだと2000円ぐらいするでしょうか?衣装ケース(飼育ケースとして使った場合)も1000円ぐらいはします。そこで、ダンボールで飼育ケースを作ると安上がりです。甲虫は隙間に潜りこんでしまうため、ダンボール飼育ケースは不向きですが、蝶などはそうした心配はありません。しかも、汚れたら、ダンボール回収に出せばいいのです。

 卵まで産ませたいということなら、飼育しているチョウの幼虫のエサを調べる必要があります。成虫はそこに卵を産み付けるからです。例えば、ゴマダラチョウはエノキ(榎)に、ウスバシロチョウは朽木や枝に産み付けます。

 ゴマダラチョウを例にすると、エノキの枝を水の入ったカップ(作り方は”ナナフシの飼育”を参照して下さい)に刺し、飼育ケースに入れておきます。他の植物でも同じように作ればいい場合が多いです。いかに植物を長持ちさせるかがポイントです。そうしないと、植物をいつも替えるために採ってこなければなりません。

ゴマダラチョウの卵
ゴマダラチョウの卵

 上の写真は飼っていたゴマダラチョウが産んだ卵です。このように長く飼育出来れば産卵してくれることがあります。成虫の飼育→産卵→孵化→幼虫の飼育→蛹→羽化の過程を是非体験して下さい。色々な知識も深まりますし、昆虫を飼う楽しさや喜びを味わえると思います。幼虫の成長過程などは夏休みの自由研究には持って来いです。

蝶のエサ

 チョウの成虫の飼育は、ちゃんと毎日チョウがエサを吸ってくれるかが重要です。チョウの種類によってエサを変えてもいいですが、この頃は無難に砂糖水で飼育しています。

蝶のエサ
スイカに群がる蝶たち

  花の蜜を吸うタイプ

 モンシロ、ウスバシロチョウ、テングチョウなどがこのタイプです。エサは砂糖水で代用します。だいたい25㏄の水に対し小さじすりきり1杯ぐらいにしていますが、濃度はまだ飼育しながら丁度良いところを探しています。人がなめて、ほんのり甘さを感じる程度がいいとも聞きます。注意点としては、エサの粘度が高すぎるとチョウが死んでしまうことがあります。チョウが口吻(チョウのストロー)を詰まらせてだと思います。ですので、砂糖の入れすぎには注意してください。他の代用エサとして、スイカはだいたいのチョウは喜んで飲んでくれます。しかし、スイカを与えた次の日に死んでしまったことがあったので今ではやめています。わざわざ与える必要はなく、砂糖水で飼育するのが無難です。



チョウのエサ2
樹液を吸うタイプのゴマダラチョウ

   樹液を吸うタイプ

 ゴマダラチョウ、ルリタテハなどがこのタイプです。基本は砂糖水で、水25ccに対して砂糖小さじすりきり1杯にしています。昆虫ゼリーでも代用できます。エサの粘度は高くても大丈夫なようです。ただ、昆虫ゼリーは1週間もするとコバエがわくのでその対策が必要となります。コバエ対策としては、定期的に昆虫ゼリーを交換することです(だいたい1週間ぐらいを目安に)。残っていても捨てて下さい。スイカを飲むものもいると思います。ゴマダラチョウはスイカは好きなようです。


 私は出来るだけ砂糖水で育てるようにしています。スイカを与えた次の日に蝶が死んでしまうことがときどき起こりました。花の蜜を吸うタイプ、樹液を吸うタイプの両方とも砂糖水で飼育出来ます。スイカが本当にダメなのかは、まだ解りません。ただ、砂糖水はどこの家庭でもあるので、それで飼育するのが無難だと思います。

蝶にエサを与える方法

  私は魚など用の発泡スチロール容れ物に、砂糖水をしみ込ませたティッシュペーパーを置いて蝶に与えています。ティッシュペーパーなしだと蝶の体に砂糖水がベタベタに付いてしまうことがあります。下の写真はゴマダラチョウ春型が吸蜜中です。

砂糖水をしみ込ませたティッシュ
発泡スチロールの容器に砂糖水をしみ込ませたティッシュを置きます

 蝶にエサを飲ませる方法は、蝶をエサの近くに置いて下さい。すると自分から口吻(こうふん=蝶のストロー)を伸ばし飲んでくれる時があります。クロコノマチョウ、タテハチョウなどはエサの所に置くと自分で飲んでくれることが多いです。それ以外の多くは自分では飲んでくれません。自分で飲んでくれない場合、チョウの口吻の中心(巻き巻きのストローの中心)に、横から、つまようじ、クリップを伸ばしたものなどの先のとがったものを差し込みます。(下の写真)息子はクリップを伸ばしたものが使いやすいと言っています。

蝶のエサの与え方
ストロー(蝶の口)の中心に差し込む

 差し込んだクリップなどを、前方にゆっくりとストローを伸ばしながらエサの所に導いてやります。エサにストローが触れると自分から飲んでくれます。(下の写真)無理矢理ストロー(蝶の口)を伸ばすと蝶を傷つけてしまうので、優しく伸ばすようにして下さい。蝶の口吻の先がエサに付くとほとんどの場合は飲み始めます。

ストロー(蝶の口)をエサに導く
ストロー(蝶の口)をエサに導く

 最初は手間がかかります。しばらく砂糖水を吸ったチョウは、その内、羽ばたき始めるので、そうなったらエサやり終了です。飼育ケースに戻してあげてください。飼育初日が重要で、この日に飲まない個体は次の日に死んでしまうことが多いです。上記の飼育記録で2、3日で死んでいるものは前日に飛び回ってエサを飲ませられなかったものがほとんどです。2~3度挑戦してダメだった場合、飼育ケースの中にエサも一緒に入れて下さい。自分で飲んでくれることを祈りましょう。私の場合、エサは必ず1日に1度は与えています(息子の高校の先生によると1日に2、3回与えた方がいいそうです)。気温が上がって来ると1日1度では足らないようで時々死なせてしまっています。目安となる室温(気温ではなく室温です)はおおよそ30℃以上ではないかと推測しています(蝶の種類によっても違ってくるとは思います。タテハなどの日陰で暮らす蝶は渇きに強く、アゲハ、シロチョウなどは弱いと感じます)。息子は夜にエサをあげたなら、朝にエサをあげても活動していないのであまり意味がないと言っています。昼と夜にエサを与えるのがいいのかもしれませんが、学校、会社があるので2度のエサやりは難しいのが現実です。朝と夕方にエサを与えるのもいいですが、朝は忙しいのでなかなか実行できません。夜に砂糖水(エサ)を与えるついでに健康チェックもしています。元気が十分にある場合で飛び回ってエサを飲まないようなら、飼育ケースの中にエサを入れて無理には飲ませません。自分で飲んでくれていることが多いようです。元気がない場合は、何としても飲ませてください。また、私はエサを与える時は屋内で行っています。そうしないと、直ぐに逃げられます。屋内で逃げた時に捕まえ易い場所でエサをあげて下さい。

砂糖水をすうテングチョウ
砂糖水をすうテングチョウ

 エサを与えるときに困るのは、テングチョウのように素早く飛び回るチョウです。特にテング、タテハ関係は食事をするより、逃げることが優先するようで落ち着きがなく、弱ってこないと大人しく飲んでくれません。でも飲ませないと死んでしまいます。2、3回挑戦してダメなら、飼育ケースの中に砂糖水(エサ)のケースを入れて、自分で飲んでくれるのを祈ります。

蝶の飼育ケースの置き場所

 飼育ケースの置き場所は、直射日光の当たらない比較的明るいところに置いています。息子は「ある程度活動しないとエサの飲みが悪い」と言います。しかし、アゲハチョウなどは明るくしすぎると逃げようとして暴れて体力がなくなっていきます。いろいろな虫を飼育して感じたことですが、虫の体力が無くなることは、そのまま死につながるようです。それを踏まえて、チョウが休める環境を作ることこそ重要なことだと思います。飼育ケースの壁に網をガムテープで付けて、蝶がいつでも止まれるようにしています。蝶が暴れてしまう場合には、飼育ケースにダンボールをすっぽりと被せて、夜の状態を作り、蝶に体力を温存させる方法があります。ただ、ずっと暗いままだと体力を使わないので、エサをあまり摂らなくなってしまいます。この場合、エサやり前の2~3時間前には少し活動させてあげて下さい。

飼育ケース
飼育ケースの壁に止まる為の網をガムテープで貼った

飼育ケース内の温度に気を付けて

 今まで飼育してきて、真夏のような過酷な状態の時によく昆虫達を死なせてしまいました。やはり、人間同様に気温が高くなると喉が渇くでしょうし、自由にエサが摂れなければ熱中症?(蝶にあるかどうか知りません)のような状態にもなると思います。真夏はエサやりも最低でも朝、夕の2回した方がいいと思っています(学校が休みでない限り実行は難しいのですが・・・)。また、クーラーで温度管理もする必要があるようです。電気代がかかるので私は躊躇していますが・・・・。逆に、温度が低い方は比較的に大丈夫な印象があります。11、12月でも飼育出来ます。冷蔵庫の野菜室に入れても死ぬことはなく、むしろ体力を使わないことで長生きもし、翅もボロボロにならないと他のサイトに紹介されていました。ただ、雪の降るような寒波の時は暖房をしてあげないと死んでしまう可能性はあります。寒くなると蝶は大人しくなり、エサも夜の1回与えれば十分です。

他の方の飼育の仕方

 ここでは、HPに書き込みをして下さった方とのやり取りを紹介します。読んで頂くと飼育に役立つと思います。

 

亀本保頼さん>はじめまして。アオスジアゲハの飼い方の記事を読ませて頂きました。現在、我が家でも蛹から育てたアオスジアゲハを飼育しております。本日飼育31日目を迎えました。日中の気温も上がってきており、今後の温度管理についても色々と危惧をしております。アオスジアゲハはとても可愛いので長生きしてもらいたいです。

管理人>亀本保頼さんコメントありがとうございます。私は気温が上がってくるとよく昆虫を死なせてしまっています。長生きしてくれるといいですね!もしよろしかったら、飼育環境など教えて頂けると、今後の飼育に参考にさせて頂きたいと思います。

亀本保頼さん>おはようございます。コメントへの返信ありがとうございます。うちでは百均で購入したネット状のランドリーバッグのようなもので蝶々を飼育しております。基本的にはベランダに来たアゲハチョウ等は羽化した時に放蝶しているのですが、今は飛べない「アオスジアゲハ」と「アサギマダラ」と一緒に過ごしております。

いつまで生きてくれるかは分からないのですが、暑くなる夏場に向けてAmazonで冷温庫を購入しました。仕事に出ている間は冷温庫で活動を抑えた状態で体力を温存してもらおうかと考えております。

管理人>亀本保頼さんまたのコメント有り難うございます。アサギマダラを飼ってみえるんですね。私は1度しか捕まえたことがありません。羨ましいです。ネット状のランドリーバックというのは広くて簡単でいいですね。今度百均見に行ってこようと思います。質問なのですが、アサギマダラやカラスアゲハなどの大型の蝶は翅がボロボロになることはありませんか?ダンボール飼育ケース縦56㎝横46㎝高さ100㎝のものでも大型の蝶は時々ボロボロになります。何か工夫はされていますか?

亀本保頼さん>おはようございます。うちでは基本的に成虫(蝶)の飼育はしておりませんでした。ベランダの柚子にアゲハの幼虫発見→幼虫飼育→羽化→放蝶といった感じです。今回は人から譲り受けたアオスジアゲハの越冬蛹、「冬の蝶絶体験(アサギマダラ幼虫からの飼育キット)」の飼育をしておりまして、アサギマダラ6頭のうち5頭は放蝶しました。1頭は前脚先端部欠損により物に掴まれなくなってしまったことと、その影響により飛べなくなってしまったため現在も室内で飼育しております。

アオスジアゲハは他府県の個体のため遺伝子汚染の恐れがあることと、ほとんど飛べない個体であったため室内で飼育しております。アサギマダラはアゲハ系の蝶々に比べると翅は丈夫なのですが、狭い室内で飛ぶのは苦手なようで、いつの間にか翅が折れ曲がってしまった個体がおりました。その子は翅を補修した上で放蝶しました。

蝶の翅の傷み対策としては「ネット系のケージを使用する」「できるだけ暗いところに置き蝶の活動を抑える」くらいでしょうか。それでもさすがに2ヶ月近く飼育すると翅はボロボロになってしまいました。翅の傷みもあるのですが、アサギマダラの場合は脚がカーテン等に引っかかりやすいこと、掴まる力が強いこと、飛翔力が強いことにより脚部の先端欠損が多く生じるような気が致します。

管理人>亀本保頼さんご返答ありがとうございます。蝶のゲージの置き場所を暗い所に置いてみえるのですね。私も今でも暗い所に置くべきか悩むことがあります。息子が言うには、活動させないとエサの飲みが悪いので明るい所がいいと言っているので現在はそうしています。活動を控えさせて、翅と体力の温存が長生きさせるコツということでしょうか?蝶の飼育の件でネット系ケージを使用されているとのこと。私も息子から「ダンボール飼育ケースは止まる所がないので、壁に網をガムテープで貼り付けて欲しい」と要望されたので今はそのようにしています。やはり、どこにでも止まれるような環境と止まるものには脚先がひかかって取れていまわないようなものを選ぶ必要があるのですね。勉強になります。あと、気になったのが蝶の翅を直したとのことですが、接着剤か何かで折れたところを固定したということですか?翅が折れたものを直せるのなら、是非ご教授下さい。

亀本保頼さん>こんばんは。蝶の翅の修復記事です。https://nazology.net/archives/2257?amp

折れ曲がってしまった翅もこの応用で治せるようです。折れ曲がった翅の修復動画もいぜんにみたのですが、ブックマークしていなかったので見失ってしまいました。

管理人>ご返答ありがとうございます。早速蝶の翅の修復記事を読ませて頂きました。また、”蝶の翅 修復”で検索をかけると他にもあり、勉強になりました。私には蝶の翅を修復すること自体全く思いもよらないことでした。近い内に試してみようと思います。

亀本保頼さん>おはようございます。蝶々の長生きに関してなのですが、私自身はそこまではやる気は全くないのですが、ただ長生きさせるだけなら、三角紙に入れた蝶々を冷蔵庫の野菜室に入れておくみたいな方法もあるようです。餌やり前に野菜室から蝶を取り出し、運動をさせた後に餌やりをするらしいですが。

管理人>毎回のご返答ありがとうございます。私も蝶を冷蔵庫に入れて長生きをさせる記事を読みました。私は死にかけのタマムシを野菜室に入れて経過を観察したことがあります。普通タマムシは弱ってから数時間で死んでしまうことがほとんどです。野菜室に入れた場合、次の日も何とか生きてはいました。ただ、回復はしていませんでした。低温になると昆虫は死ぬのではなく、生命活動が低下するということでしょうか?そういう意味で、蝶に体力も使わせず、翅も傷まないので長生きにつながるということなのでしょうか?いろいろ教えてくださりありがとうございました。

亀本保頼さん>おはようございます。夏場の蝶飼育の暑さ対策として小型冷温庫を使用したテストを実施してみました。(−9℃~60℃まで1度刻みの温度設定が可能)庫内には「アオスジアゲハ」「アサギマダラ」「カタツムリ」を入れ、設定温度は20度に設定、庫内は真っ暗な状態で12時間ほど放置してみました。時々庫内の様子を観察してみましたが、特に問題なく3匹とも過ごしていたようです。

管理人>亀本保頼さんまたのご返答ありがとうございます。冷温庫のサイズはどのくらいでしょうか?アオスジアゲハ、アサギマダラは大きな蝶なので中で羽ばたいて翅を傷めませんか?暗所で設定温度20℃というのが、あまり活動せず翅を傷めない良い温度ということでしょうか?また、カタツムリというのは飼育しているだけですか?何か蝶の飼育と関係するのでしょうか?私は夏場はクーラーボックスに凍ったペットボトルを入れて温度調整(18~23℃)をして飼育しようと思っていますが、なにぶんスペースが限られてくるので一部の昆虫しか入れれないのが現状です。

亀本保頼さん>おはようございます。冷温庫は「37.5 x 31 x 46 cm」の大きさで、−9℃~+60℃まで1度刻みの温度設定が可能です。もう少し暑くなって室温が30℃に近づいたら使用しようかと考えております。カタツムリは蝶とは全く関係なく飼育しているだけなのですが、カタツムリも暑さに弱いので暑くなったら一緒に冷温庫に入れてあげようと思います。暗い状態で温度を多少低めにしておけば蝶は大人しく寝ているようです。蝶の種類によって適温が変わるようですので、本当は18℃くらいにしておきたいのですが、南方系のアオスジアゲハにはちと寒いかなと考えて20℃設定を考えております。カタツムリもそれぐらいが快適かと思いますので。

管理人>亀本保頼さん、いつもご返答ありがとうございます。私はアオスジアゲハを11月や2月に羽化してしまったため飼育していたことがあります。私は寒さで死なないようにクーラーボックスにペットボトルにお湯を入れ温度調整をしていましたが、長くは飼育できませんでした。死んだ原因はストレスかもしれないと思っていましたが、亀本さんのお話から、低い温度で暗くしてやれば蝶達は落ち着いて飼育出来るようですね。私の場合、冬場の飼育はプラスチックの飼育ケースにエサの砂糖水を置いただけの簡素なものでした。止まって休めるような環境がなかったのが良くなかったのかもしれません。

亀本保頼さん>おはようございます。冷温庫の写真等はInstagramの方に投稿しておりますので、ご興味がありましたらご覧下さい。飼育している蝶たちに少しでも長生きしてもらいたく、情報収集や実験をしており、試行錯誤の毎日です。

https://www.instagram.com/p/CPM_HgUBfcq/?utm_source=ig_web_copy_link

管理人>亀本保頼さん、ご返答ありがとうございます。インスタグラムを見させて頂きました。アサギマダラ60日、アオスジアゲハ44日飼育とはすばらしいと思います。私はヒオドシチョウのような飼育し易い蝶でない限り、なかなか1か月以上飼育出来ることはありません。また、冷温庫の大きさが意外に小さいことに驚きました。やはり、蝶は余計な体力を使わせないことが長く飼育出来るコツなのですね。

 

 亀本保頼さんは、アオスジアゲハを44日以上飼育されています。私はまだ長くても20日程度しか飼育出来ていません。やはり、言葉の端々に飼育に注意を払われていることを感じました。私との飼育の大きな違いは、飼育ケースの選び方、蝶の飼育ケースの置き場所と温度管理です。また、蝶の翅を修復出来る方法があることには驚きました。亀本保頼さんにはいろいろ教えて頂き感謝しております。

蝶の紹介

 ここでは蝶たちの魅力を紹介します。画像をクリックするとその蝶の飼育のページに飛びます。

ヒオドシチョウ

 管理人おススメの蝶です(特に初心者)。翅の表側は緋色(赤に近いオレンジ色という感じです。下の写真はオレンジ色に見えますね)。翅の外縁は瑠璃色もしくは水色の蝶です。裏側が地味で枯葉や樹皮に近い色合いです。そのため人気はイマイチです。しかし、死んだふりをするという面白い特徴を持つ蝶です。蝶としては寿命が長く1年あり、暑さにも強く、冬越しを成虫でするので寒さにも強いです。飼育も簡単で、エサやりは死んだふりをしている時に飲ませればよく長期間飼育出来ます。

ヒオドシチョウ
ヒオドシチョウ

ルリタテハ

 管理人の思い入れが深い蝶です。非常に飛行スピードが速く、旋回性能も良いため捕まえるのが難しい蝶です。樹液を吸っている時など止まっている時でなくては捕まえられません。翅の裏側は枯葉のような色合いですが、表側は瑠璃色の美しい帯が入っています。雌雄で翅などに若干の違いがあるので、翅を見て雌雄を当てるのも面白いと思います。エサやりの時に飛び回ってしまうため長く飼育するのが難しいです。だからこそ上手く飼育したいと思う蝶です。幼虫の食草はサルトリイバラなどです。サルトリイバラは葉の形状が特有なので慣れてくると簡単に見つけられます。また、そのぐらい私の周り(岐阜県岐阜市ただし山近くです)では珍しい植物ではありません。

ルリタテハ
ルリタテハ

ゴマダラチョウ

 ナミアゲハと色、模様がよく似ています。ナミアゲハより少し小さく、翅の外縁が丸みを帯びています。エノキなどの木の高い所を飛び周り、なかなか下まで降りてきません。捕獲のチャンスは産卵している時やエサを摂っている時です。なかなか捕まえられない蝶です。春型、夏型の季節型があり、春型は翅が白くなる白化が起こりやすいです。縦17㎝×横30㎝×高さ20㎝くらいの飼育ケースでも飼育出来ます。ゴマダラチョウの口吻(ストロー)は黄色をしていて目立ちます。幼虫の食草はエノキなので入手し易いので産卵も比較的に簡単です。春型を産卵させ羽化に成功すると夏型のゴマダラチョウにも会えます。

ゴマダラチョウ
ゴマダラチョウ

アオスジアゲハ

 前の3種より個体数が多い(私の周りでは)のですが、飛行スピードが速いのでこれまた捕まえるのが難しい蝶です。翅に太い青い帯が入っていて、しかもそこは透けています。非常に美しい蝶の1種です。飼育ケースは大きいサイズが欲しいところです(ダンボールで飼育ケースを作るのがおススメ)。また、前記の亀本保頼さんのように冷温庫など(温度管理が出来るもの)で飼育すれば小さなスペースでも長く飼育出来るようです。幼虫の食草はクスノキなので、学校、神社などによくあります。

アオスジアゲハ
アオスジアゲハ

 ここに書いたことは、そのチョウの種別に書いたものではないので、実際に飼育したことがあるチョウは、このホームページの”飼い方、育て方”のところに種別で載せています。そちらの方も参考にして下さい。飼育記録も載せてあります。