カブトムシの飼育

カブトムシの飼育に必要なもの


1.飼育ケース

ホームセンターなどで売っている飼育ケース小180㎜x110㎜-高さ120㎜ぐらいのものだと2匹、飼育ケース中230㎜x150㎜-高さ160㎜ぐらいのものだと4匹まで、たくさん入れすぎると傷つけ合ってカギ爪がとれたりします。飼育ケースは100均でもあります。

 


2.飼育マット

 いろいろなマットがあります。飼育環境に適したマットを選んでください。後で説明します。

 


3.昆虫ゼリー

100均でもあります。

 


4.霧吹き

どんなものでもいいです。なければならないということはありません。手やコップなどで、なるべく散らばるようにマットに水を含ませればいいです。マットが乾かなければいいです。


5.ゼリー受け台

無くてもいいです。カブトムシもクワガタも、よくゼリーをひっくり返してしまうので、飼育ケース内をきれいに維持するためにはほしいです。


6.ディフェンスシート

コバエがわくのを抑えます。なければ、他の方法もあります。

 


7.止まり木

転倒し裏返しになった時につかまって表向きに戻るのを助けます。どんなものでもいいですが、拾ってきたものだと虫が付いていたりします。

 


飼育ケースの値段が高いと思ったら

飼育ケース小180㎜x110㎜-高さ120㎜ぐらいのものだと、100円~500円ぐらいで買えますが、大きいものだと1000円近く、さらに大きいものだと2000円、3000円とします。そこで、ぼくの飼育ケース大は、洋服の衣装ケースの透明なものを改造して使っています。ホームセンターなどで衣装ケース数百円のものを買って来て、ふたの中側をはさみでくりぬきます。園芸コーナーで虫捕り網ぐらいの網目のネットも買ってきます。それをふたに合わせて切り、ディフェンスシートのような感じにふたと本体の間に挟めば出来上がりです。ふたのすき間から逃げるようなら、ふたと網を洗濯バサミで挟めば逃げなくなります。

カブトムシの飼育ケース

カブトムシの成虫の飼育ケースの作り方

1.飼育ケースに5cm~10cmぐらいマットをいれます。

2.そのマットを外に出して水を加えかき混ぜます。

加える水の量は、マットを握って手のひらを開いたとき形が崩れないくらいで、    しっとりとした手触りになるように。固める必要はありません。

3.マットの上にゼリー受け台と止まり木を置く。

4.ゼリー受け台にゼリーを置きカブトムシを入れる。

5.ディフェンスシートをふたと本体の間に挟み込み完成

カブトムシの飼育マットの選び方

成虫のみを飼育する場合➡針葉樹などのダニ防止できるマット

ダニ防止できるマットは清潔ですが、幼虫は食べることができません。

成虫を飼育し卵を産ませ幼虫を育てたい➡ホームセンターなどで買える飼育用マット

幼虫の飼育用、産卵用と書いてあるマット、これで幼虫を育てるまでは十分にできます。ただ、あまり幼虫が大きくなりません。

成虫を飼育し卵を産ませより大きく育てたい➡インターネットなどで買う発酵マット

幼虫を飼育し大きく育てるには良いマットが必要です。インターネットで調べて発酵マットを買うといいと思います。高いです。

よりマットの事を知りたい人

成虫の飼育で注意すること

、カブトムシはケンカをしても、相手を殺してしまうことはまずありません。ぼくは飼育ケース小180㎜x110㎜-高さ120㎜ぐらいのものに、4~6匹ぐらい入れて飼っていたことがあります。お互いに傷つけ合って、ほとんどのカブトのカギ爪がとれてしまっていました。スペースに余裕をもって飼ってあげてください。

、飼育をしていると虫がわくことがあります。コバエは昆虫ゼリーやマットからわきます。カブトムシは昆虫ゼリーを飛び散らせますし、食欲はクワガタの数倍あります。飼育ケース内をきれいに保つのは難しいです。コバエはディフェンスシートを飼育ケースに挟むことで抑えれます。昆虫ゼリーは夏の時期1週間ぐらいでコバエがわくようになります。ぼくはディフェンスシートを使わず、ゼリーを1週間ですてるようにしてコバエがわくのを抑えています。飼育ケースのすぐ上にハエ捕りリボン(100均で売っています)をつるしておくと、ハエが羽化してすぐ止まるので有効です。他のコバエが〇〇〇などを試しましたが、あまり捕れません。飼育ケースの上に吊るしたハエ捕りリボンを見るとびっしりコバエが付いています。安くて一番いい方法だと思います。

 クワガタを調べるとダニがついていることがあります。ダニはカブトムシにとっては害になるものではありません。でも気持ち悪いので、退治しようとしたことがあります。マットを電子レンジにかけてダニを退治し、(電子レンジは土臭くなったので母に怒られました)成虫は歯ブラシなどを使いダニを取り除きました。けれど、全部取り除くことはできませんでした。結局、ダニはまた増えていきました。一度ダニが成虫についてしまうとすべて取り除くのは難しいです。なので、成虫にダニが付く前にマットをダニの付きにくいものにし、飼育ケース内をきれいにするといいと思います。

、飼育ケースの温度に気を付け、飼育ケース内を毎日霧吹きを使って乾かないようにしましょう。夏の虫でも暑すぎればすぐに死んでしまいます。飼育ケースは日陰の涼しい場所に置きましょう。毎日の霧吹きを忘れて飼育ケース内が乾いてしまい死んでしまったことがあります。忘れがちだなと思ったらマットを厚くして、水を含ませておけば忘れても大丈夫です。冬に、飼育ケースを寒いところに置いて全滅させたことがあります。屋外で飼う場合、マットをできるだけ厚くしてあげましょう。雪が降る日などは家の中にいれるか毛布でくるむかしてあげましょう。冬だからといって霧吹きをあまりしなかったら、カラカラに乾いて全滅させたことがあります。冬は冬眠しているのであまり世話をしなくてもいいのですが、世話をすることを忘れないようにしてあげてください。

 

ぼくの家ではこんな風にしています。

カブトムシを捕りに行くと、10匹とか捕れることがよくあり、小さな飼育ケースでは足りませんので、洋服の衣装ケースを改造した飼育ケースで飼っています。その中に15~18匹ぐらいをオスメス一緒に入れて飼育しています。マットは10~15㎝ぐらい入れています。カブトムシはよく食べるので、一日に昆虫ゼリーを2~4個いれます。クワガタの昆虫ゼリーが古くなる前にそれをカブトムシのほうに入れて、クワガタの方に新しいゼリーをいれるようにして古くならないようにしています。カブトムシに卵を産ませるのは簡単で、クワガタのようにマットを固めたり、産卵用の木を入れなくてもいつの間にか産んでいます。9月の中旬頃にマットをひっくり返してみると、30匹ぐらいの幼虫はいます。その中から15匹ぐらい選んであとは逃がします。飼育ケースにはマットを8割ぐらいまで入れて、冬の支度は完了です。前に、マットをあまり入れなかったら冬に全滅しました。