クワガタムシのなかま


コクワガタ

特徴 日本のクワガタの中では中型になります。体色は黒色もしくは赤褐色でアゴの細いクワガタです。性質は他のクワガタに比べおとなしく、ケンカして相手を殺してしまうことが少ないです。



ノコギリクワガタ

特徴 体の色は赤褐色から茶褐色。ギザギザの内歯の大顎が特徴的なクワガタです。小型のオスと大型のオスではあごの形が違い、小型は大顎が直線的、大型は湾曲します。メスは他のクワガタのメスに比べ丸っこく、他の種類のメスと区別が簡単です。道の駅(伊吹の里旬彩の森)で、小型のオスを”うさノコ”と書いて売っていました。たぶん、アゴの付き方がウサギのように見えるからだと思います。気性は荒く攻撃的です。



ヒラタクワガタ

特徴 体の色は黒色か黒褐色で、その名の通り平たい体型をしています。大顎が太く、内歯がギザギザとしています。体に艶があります。性質は凶暴。同じヒラタクワガタの♀でも気に入らないければ容赦なく殺します。



アカアシクワガタ

特徴 体色が赤褐色か黒褐色で、コクワガタに比べ艶があります。また、その名の通り、脚、腹部が赤く、他のクワガタと区別が容易です。基本は標高の高い涼しい場所を好みます。ただ、低山地にも生息しているところはあります。



スジクワガタ

特徴 オスの体型はコクワガタに似ていますが、大型のスジクワガタは、大顎の内歯が発達し斧のような形状になります。小型のオスは内歯がほとんど無くなり、上翅に明瞭なスジが現れます。メスも上翅にスジがあるので区別が難しくなります。温厚な性格で多頭飼いも可能です。主に標高の高い山地に生息していますが、低山地でも生息しています。暑さに弱く、涼しい環境を好みます。



ネブトクワガタ

特徴 オスには、上翅に明瞭な深いスジがあります。大顎は特徴的で、根元付近に内歯があるため根元が太く見えます。小型のオスはこの内歯がなくなります。大型のものでも30㎜程度の小さなクワガタです。メスには、上翅にスジがあり、点刻もあるのでザラついた感じです。大顎は尖っておらず、バチ状になっていて、他のクワガタにはない特徴です。松などの針葉樹の朽木をシロアリがフレーク状にしたところに良く産卵します。また、広葉樹の樹液ばかりか、針葉樹の樹液にも集まるという他のクワガタと異なる生態を持ちます。



ミヤマクワガタ

特徴 オスの頭部に耳状突起のあるクワガタ。オス、メス共に腿節(脚の根元の方)が黄土色をしており、メスは他の種類に比べてスリムで見分けが容易です。深山(ミヤマ)の名前の通り、自然の豊かなところで捕れます。基本は標高の高い涼しい環境を好みますが、低山地にも生息しています。暑さに弱く、飼育には温度管理が必要です。



外来種

セレベスヒラタクワガタ

特徴 たいへん強力なアゴをもつヒラタクワガタです。挟む力が強力なので飼育ケースをバキバキ壊します。暴れん坊です。抽選で当たってもらいました。