ミンミンゼミ

ミンミンゼミ オス
ミンミンゼミ オス

ミンミンゼミ

特徴 全長55~65㎜程度(頭部から翅の先端まで)。体の形状は胸部に比べ頭部、腹部の幅が狭いため縦長の楕円形をしています。体色は黒い下地に薄緑色の美しい模様があります。胸部と腹部の境界部分が白色。前翅、後翅共に透明で褐色の翅脈。鳴き声は非常に大きく”ミーン、ミーン”と鳴きます。山間に生息するものは音に敏感で、人間の気配を感じると直ぐに飛んで逃げてしまうので捕獲が難しい(個人的には一番難しいと思います)。

生態 7月下旬頃~10月まで見られます(岐阜県南部、愛知県北部では)。多くは山間部に生息し、都市部ではあまり馴染みのないセミです。発生は遅くクマゼミ、アブラゼミが出現した後に発生します。夏から秋にかけてのセミという印象です。成虫、幼虫ともにエサは広葉樹の樹液です(幹の表面に出て来たドロッとした樹液ではなく、木の内部の汁です)。オスのみ鳴きます(セミは皆、オスのみ発音器官を持ちます)。以前は寿命が1週間ほどと言われていましたが、実際にはもっと長く生きるようです(2週間とも1か月とも言われます)。メスは枯れ木などに産卵管を突き刺して産卵し、翌年初夏頃孵化して地中に潜ります。下に紹介したサイトはセミの孵化と降雨量の関係性を調べたサイトです。

飼育 庭などの木を網で囲い飼育することは出来るようです(試してはいません)。飼育ケースでの飼育は例がないようで私自身も出来ていません。

ミンミンゼミ オス
ミンミンゼミ オス